テーマ:電気自動車(291)
カテゴリ:EV 電気自動車
トヨタ、ホンダ、経産省とも、将来の自動車の究極はFCV との考えに変わりはない。 蓄電池によるEVと比べてFCVは水素燃料の補給時間は 1回3分と短く、航続距離は長い(約650キロ)。 だが、今のところ車両価格や水素充填設備などインフラ 価格は高価でありEVに劣る。 したがって、世界の大規模な量産メーカーは、行政府の 規制対応もあり、とりあえず蓄電池EVのラインナップ強化 に走った。 トヨタも2017年12月、2025年頃までにエンジン車だけ の車種をゼロにする「電動車普及に向けたチャレンジ」を 公表した。 車両価格を現行の半分程度にするならば、EVと価格面で の競争が成り立つ。 トヨタが燃料電池自動車をあきらめないワケ 2020年頃メドに「MIRAI」の次期型車を発売へ 冨岡 耕 : 東洋経済 記者 2018年1月30日 東洋経済オンライン / FCV(燃料電池自動車)の旗は降ろさない――。 水素を燃料とするFCVで世界初の量産車といえばトヨタ 自動車の「MIRAI(ミライ)」。 その次期型モデルを東京オリンピック・パラリンピックが 開かれる2020年の日本で見られるかもしれない。 トヨタはFCVの次期型モデルを、2020年ごろをメドに発売 する方針を固めた。 2014年12月に発売した現行FCVのミライの累計販売台 数が約5000台にとどまる中、次期モデルはグローバルで 年間3万台以上、うち日本でも年間1万数千台と大幅拡大 を目指す。 世界各国で進むEV(電気自動車)シフトに押されて存在 感が薄れがちなFCVだが、トヨタは「FCVこそ究極のエコカ ー」と本命視しており、2020年代の本格普及を見据え、ア クセルを踏み込む構えだ。 ■燃料電池システムのコストを半減へ ミライは700万円を超える車両価格や脆弱な水素インフラ がネックとなり、当初の期待より普及スピードが遅い。 次期型モデルでは「燃料電池システムのコストを半減さ せる」(トヨタ幹部)としており、車両価格を大幅に下げ て発売する見通しだ。 加えて「2025年にはさらに半分の4分の1のコストまで 削減する」(同)とのロードマップを示す。 トヨタはFCVの開発を1992年に開始した先駆けだ。 FCVは電気自動車の一種。 ただ最近話題の日産自動車「リーフ」などバッテリー (蓄電池)を搭載したいわゆるEVとは違う。 バッテリーEVは車外から充電した電気を使ってモーター で走る。 一方、FCVは車内で水素と酸素を化学反応させて作り出 した電気を使って、モーターで走る。 FCVもEVもCO2(二酸化炭素)排出ゼロのゼロエミッシ ョン車(ZEV)という点では同じだが、一般的にEVが構造 上簡単な一方、FCVは水素を扱うために構造が複雑になり やすく、技術力も必要になる。 そのため、EVに比べて参入障壁は高い。 …(略)… 日本国はエネルギー安全保障の意味合いもあり、EVで はなくFCVの振興に重点をおいている。 原発関連に比べれば、はるかに少額ではあるものの。 燃料電池自動車の普及促進に向けた 整備事業費補助金 平成30 年度概算要求額57.0億円 資源エネルギー庁
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最終更新日
2018年02月03日 06時00分20秒
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