テーマ:日本人のルーツ(527)
カテゴリ:中国、台湾
出典:Wikipedia 1.狭義には中国の人々が名付けた、日本人(当時、日本列島に住んでいた民族または住民)の古い呼称。 2.広義には中国の歴史書に記述された、中国大陸から日本列島の範囲の主に海上において活動していた民族集団。 一般に2.の集団の一部が日本列島に定着して弥生人となり、「倭人」の語が1.を指すようになったものと考えられている。 ■『漢書』 後漢時代の地理誌『漢書』(75年 - 88年)に 「夫れ楽浪海中に倭人有り。 分かれて百余国を為す。 歳事を以て来り献見すと云ふ」 と、記載された。 ■『魏志倭人伝』 280年から297年にかけて陳寿によって完成された『三国志』「魏書東夷伝倭人条」いわゆる『魏志倭人伝』では、倭人の生活習慣や社会の様態が比較的詳細に叙述され、生活様式や風俗・慣習・言語などの文化的共通性によって、「韓人」や「〓人」とは区別されたものとして書かれている。 ■『後漢書』 南北朝時代の南朝宋の時代の432年に范曄が書いた『後漢書』列伝巻85(東夷列伝)には1世紀中葉の記述として「倭の奴国」「倭国の極南界」、2世紀初頭の記述として「倭国王帥升」「倭国大乱」とある。 小国分立の状態はつづきながらも、政治的に「倭国」と総称されるほどのまとまりを有し、そのなかの一部の勢力は、直接、後漢の皇帝に朝貢したり、印章や称号を得たりしていることが知られる。 ■『宋書』 南朝の史書、沈約(441年 - 513年)によって書かれた『宋書』列伝第五十七「夷蛮」に、林邑国・扶南国・師子国・天竺・高句驪国・百済国・倭国・荊雍州蛮・豫州蛮と、倭国伝がある。 倭の五王についての記述されている。 ■倭族 倭・倭人を日本列島に限定しないで広範囲にわたる地域を包括する民族概念として「倭族」がある。 鳥越憲三郎の説では倭族とは「稲作を伴って日本列島に渡来した倭人、つまり弥生人と祖先を同じくし、また同系の文化を共有する人たちを総称した用語」としている。 ■人類学的位置づけ 澤田洋太郎は倭人について、弥生人であり中国江南より水田稲作をもたらした集団とする。 崎谷満は中国江南地域より稲作をもたらした集団はY染色体ハプログループO1b2に属すとしている。 倭人はY染色体ハプログループO1b2に属す集団であった可能性が高い。 これはオーストロアジア語族(Y染色体ハプログループO1b1)と姉妹関係であり、日本語とオーストロアジア系カンボジア語の語彙類似性が高いとするデータとも符合する。 古代ミステリー ~徹底再現!太古の大公開~
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最終更新日
2019年01月31日 06時00分16秒
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