テーマ:自動車・交通(1690)
カテゴリ:フィット
ワンダーシビック(三代目シビック)のフロントサスペンションはコイルスプリングではなく、トーションバーサスペンションを使用している。 非常に珍しいのだが、語られることは少ない。 トーションバー・スプリングにより、バネ下重量を軽減、取付け部をコンパクトにし、サスペンションの高さを抑えてボンネットを低くするデザインが可能になった。 らしいが、後継機種はコイルスプリングに戻った。 フィットは1.3Lだけ、キャパシタ電源アイドリングストップシステムを採用している。 トーションバーサスペンション以上に語られることがないだろう。 【キャパシタ】 日本国内では誘電体を電極に挟む従来のコンデンサは、コンデンサと呼ばれている。 電気2重層を用いる特に大容量品についてはキャパシタと呼ばれる。 英語でコンデンサは、熱機関における復水器などを指すことが殆ど。 電気二重層型キャパシタは活性炭電極の表面に有機分子を吸着させ、誘電体としたもの。 他の方式にない大容量が得られる。 大容量のキャパシタが実用化され、携帯型機器から、大容量が求められる鉛蓄電池代替まで幅広い用途で利用されるようになった。 二次電池が得意ではない、瞬間的に大電力が必要な用途にはキャパシタが適している。 内部抵抗が低いため、充放電を頻繁に繰り返す用途も向いている。 フィット3がエネルギー回生とアイドリングストップ時の再起動にキャパシタを使うのは正解とみえる。 わがフィットのアイドリングストップ故障の原因でないことを祈ろう。 マツダの減速エネルギー回生システムであるi-ELOOPは、Liイオン電池ではなく電気二重層キャパシターをフィットより先にアテンザに採用している。 二次電池と異なり電気化学反応をともなわないこと、充放電回数の制限が無いこと、大電流の充放電に強く温度条件の厳しい環境下でも利用できることなどの利点を活かし、燃料電池自動車であるホンダ・FCXにパワーアシスト用や、小惑星探査機はやぶさに搭載されたローバーにも採用された。 フルモデルチェンジされる次期フィットにキャパシタ電源アイドリングストップシステムが採用されているかが楽しみだ。 「たぶんない」のではと想像する。
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最終更新日
2019年02月28日 06時00分23秒
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