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2019/08/27(火)07:09

ホンダの電動化はタイプRの危機

自動車メカ、部品(158)

​​​​​​​​​​​        ​​ シビック・タイプRは英国・スウィンドン工場で生産されている。 長く愛されたモデルは、今また存続の危機に直面している。        ​​赤バッチに黄色信号!?ホンダ・イギリス工場の閉鎖で​タイプR存続の危機​2019年3月13日 WEB CARTOP  …(略)… まず、ホンダがイギリスでの四輪完成車生産から撤退することについて、ブレグジット(イギリスのEUからの脱退)による関税など経済面での影響を指摘する声も多いが、おそらくメインの理由は異なる。 それを理解するキーワードは「クルマの電動化」と「サプライチェーン」にある。 イギリスは古くから自動車生産の盛んな地域であり、自動車生産におけるサプライチェーンも充実している。 そう、自動車生産においてはメーカーの工場だけがあればいいというものではない。 タイヤのような大物から、ねじ一本に至るまでサプライチェーンが整備されている必要がある。 そうした充実が、ホンダのみならずトヨタや日産もイギリスに工場を置く理由なのだが、そのサプライチェーン自体が撤退や閉鎖の引き金になったと見ることができる。 いまや「クルマの電動化」は次世代モデルの開発においては無視できない要素で、要はハイブリッドカーの設定がないクルマは考えられない状況にある。 つまり駆動用の大型バッテリーが安定して入手できるサプライチェーンは必須だ。 ホンダ内部にヒアリングしたところ、イギリスという地域は大型バッテリー(現時点ではリチウムイオン電池が主流)のサプライチェーンについて充実しているとはいえないようだ。  …(略)…        ​​ タイプRは稼動の芳しくないスウィンドン工場の救済策、モチベーション維持策ではなかったのか。        ​​ 初代シビック・タイプRは、1997年8月22日、6代目シビックのマイナーモデルチェンジ実施時に、追加バリエーションとして誕生した。  エンジン、ミッション、サスペンションだけでなく車体の軽量化まで手をいれたスパルタンなモデルは鈴鹿製作所で清算された。  スウィンドンで生産されたのは、2代目から。 現行モデルは2017年に発売された5代目。 過去に数量限定で発売されたことがある「TYPE R」は、4代目の販売終了以来、約1年半ぶりの投入。 量産は寄居工場が得意なのだろう。 次期タイプRが電動車であるなら、狭山工場で作るという手もあるかもしれない。        ​​​日本の四輪車生産体制を進化​2017年10月04日HONDA ニュースリリース        ​​​ホンダの国内再編、もう変更?​---閉鎖予定の狭山工場を継続、部品生産へ[新聞ウォッチ]2018年7月31日 Responce        ​​​ 消費の拡大するところで生産を拡大する。​ブラジル​新四輪車工場の稼働を開始​2019年02月28日HONDA ニュースリリース​​​​​​​​​​​        ​​

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