テーマ:大人のロック♪(135)
カテゴリ:訃報、消息
遠藤ミチロウ氏(歌手、本名遠藤道郎〈えんどう・みちろう〉)が2019年4月25日、膵臓がんで死去したと5月1日、所属事務所が発表した。 満68歳。 葬儀は近親者で行った。 後日、音楽葬を行う予定。 80年にパンクバンド「ザ・スターリン」を結成者。 バンドで唯一の固定メンバー。 ザ・スターリン時代はミチロウ(ボーカリストとして)、遠藤みちろう(作詞・作曲家として)を名乗り、バンドは3枚のアルバムをリリースした。 過激なライブアクトから、全国のライブハウスやホールから徹底的に締め出され、1985年にバンドは解散。 その後ビデオのみをリリースするというコンセプトの「ビデオスターリン」時代は、MICHIROと名乗った。 定冠詞の付かない「スターリン」というバンド名もあった。 福島県二本松市出身で、2011年、東日本大震災の復興支援として「プロジェクトFUKUSHIMA!」を発足。 音楽フェスなどを開催した。 音楽界から悲しみの声 2019年5月1日 日刊スポーツ 元パンクロックバンド、ザ・スターリンのボーカル、遠藤ミチロウさんの訃報に、音楽界をはじめ各方面から悲しみの声があがっている。 ロックバンドRIZEなどで活躍するベーシストKenKenはツイッターで「ミチロウさんあなたは本当にカッコよかった。そして、本当に優しかった。俺はスターリンのベースだった事、ずっと自慢するよ」としのび、OriginalLoveの田島貴男は「ミチロウさんのライブは何十年経ってもまだ自分の血液の中に痕跡として残っている気がしてます。ありがとうございました」とつづった。 元たまの石川浩司は、ライブでの激しさとは対照的に普段は物腰柔らかかった遠藤さんの思い出を振り返り、「あちらでも表で激しく、裏で優しい笑顔で」とツイート。 音楽家の大友良英氏は「ミチロウさん!」と絶句した。 …(略)… ザ・スターリンは日本のパンク・ハードコアシーンで活動。 攻撃的なハードコア・サウンドを足した楽曲と、言葉遊びを織り交ぜた皮肉を込めた表現の歌詞が特徴。 音楽性だけでなく、ライブアクトでもパンクだった。 会場で、ボーカルのミチロウが鳩の死骸や豚の頭・臓物を客席に投げつける。 爆竹や花火を投げ込む。 全裸でステージから放尿する。 などなどフランク・ザッパの向こうを張った過激なパフォーマンスが話題になった。 2001年、元頭脳警察のパンタ、大槻ケンヂ、犬神サーカス団、BRAWLS(BRAHMAN)、Loopusなどが参加したトリビュート盤『365:A TRIBUTE TO THE STALIN』がリリースされた。 それに合わせて『ザ・スターリン復活ライブ』が行われた。 2010年11月15日、ミチロウが60歳の誕生日を迎える日に、渋谷O-WESTにて記念ライブ「遠藤ミチロウ生誕祭『Roll Over 60th』?還暦なんかブッとばせ!?」が開催された。 パンクな、ロックな人生を貫いたアーティストの一人だ。
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最終更新日
2019年05月01日 21時41分01秒
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