テーマ:航空機(109)
カテゴリ:民間航空
ボーイング737MAXは半年間に2度の墜落事故を起こし、乗客乗員の計346人全員死亡の惨事を起こした。 2018年10月29日、ライオン・エアのB737MAX8が、ジャワ島沖合いに墜落。 乗員乗客189人の全員が死亡 2019年3月10日、エチオピア航空のB737MAX8は離陸から6分後に墜落。 乗客乗員157人全員が死亡。 ボーイングのデニス・ミュイレンバーグCEO(最高経営責任者)が4月4日、遂に機体側(MCAS:縦特性補助システム)の欠陥を認めた。 2割、墜落事故の影響拡大 2019年4月6日 共同通信 米航空機大手ボーイングは5日、最新鋭機ボーイング737MAX8の墜落事故が相次いだことを受け、737を約2割減産すると発表した。 事故原因と指摘される自動失速防止装置の修正に、経営資源を振り向ける。 納入中断に続き、影響が生産計画にも拡大した。 ボーイングは現在、月52機の737を生産している。 MAXシリーズが大部分を占めるとみられる。 今月中旬から、月42機に生産ペースを落とす。 事故前は年内に月57機まで引き上げる予定だったため、計画に大きな狂いが生じる。 ニューヨーク・タイムズは、早い時期にMCASの不具合がライオン・エアとエチオピア航空の事故原因の可能性があると指摘していた。 各国の航空管制当局、航空会社がB737MAXの飛行停止措置をとった後、米国FAA(連邦航空局)は、エチオピアでの事故の3日後3月13日に「二つの事故の類似性が見つかった」とB737MAXの運航と乗り入れを禁止した。 民間航空機事故の総本山のFAAの対応は珍しく遅かった。 これはボーイングの政治力によりなされた技との疑惑を招いている。 パイロットは墜落事故の数カ月前に当局に指摘していた Rosie Perper Mar. 14, 2019, Tech Insider ボーイングの企業イメージとともに FAA の権威は損なわれた。 ボーイングの株価の低下はNYダウに影響を及ぼした。対策発表後、ボーイングの株価は徐々に回復。 NYダウはそんな昔のことは気にしてられないとばかりに回復。 4月20日付のニューヨーク・タイムズはが、ボーイングのサウスカロライナ 工場について、ずさんな生産管理体制を報じた。 品質面の重大な問題を指摘すれば、その従業員が不利な待遇や嫌がらせを受けるとの訴えもあった。 サウスカロライナ工場はボーイング787。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月19日 07時41分02秒
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