カテゴリ:組織自壊・ブラック企業
レオパレス21は『ガイアの夜明け』で複数回放送された。 成功者としてではなく、その怪しげな事業運営が取材された。 サブリースオーナーによる特定の地区への大量の貸室供給。 空室が多いサブリースのオーナーとの契約を「終了」させていくという施策などだ。 音が大きく響くことなどから施工不良問題が発覚し、建築基準法違反が明らかになった。 設計図からの部材の変更を指示したのは元社長。 金融庁が全国の地銀にレオパレス21の物件に対する融資の状況調査を指示し、偽造書類などによる不正融資が発覚。 オーナー会は「改修工事完了まで会社が持たない」と判断 姫野秀喜 2019年3月25日 MONEY VOICE …(略)… ほとんどの銀行がレオパレス物件への融資を停止、今後どうなる? そろそろ末期か… レオパレス、当時の社長の指示で組織的に建材変更していたと明らかになっています。 というか、普通にサラリーマンをやってる人なら、社長が施工問題について知らないなんてことはありえないと思っちゃいますよね。 何度も言っていますが、レオパレス、ヤバいです。 …(略)… 組織ぐるみの違法建築が明らかになり、レオパレスの不正は施行業者にも飛び火。 レオパレスからの発注比率が多い中小の工務店には死活問題になることもある。 レオパレス→ …破綻していた「30年家賃保証」 構成=長井雄一朗/ライター 2019.02.15 Business Journal …(略)… 東京商工リサーチの『「レオパレス21 国内取引状況」調査』によると、レオパレスの取引先総数は仕入先合計が2364社(重複除く)、販売先合計は306社(同)で、レオパレスグループと直接取引している1次仕入先(615社)のうち建設業が335社(構成比54.4%)と過半数を占めている。 レオパレスと取引先の今後はどうなるのか。 東京商工リサーチ情報本部の坂田芳博氏に話を聞いた。 …(略)… 当面の業績不振に耐える財務的体力はあるという。 だが、空室率が高まり、新規建築物件が激減すると、急速にキャッシュアウトしていく。 急激な営業不振、ブランドの失墜で業績急低下のレオパレス21だが、実質無借金経営であり、倒産リスクはないと下記の記事は示している。 財務面で余力がある間にブランドへの信頼性が回復できるかがカギだという。 ただし過去には倒産寸前になったことも 2019.02.12 株価プレス …(略)… ▲439億円の赤字計上後も 1000億円の自己資本を有し 倒産リスクは顕在化せず ▲439億円の赤字を計上したレオパレスですが、それでもまだ1074億円の自己資本を有しています。 確かに前年同期の1594億円に比べれば約2/3に自己資本比率も減ってはいますが、自己資本比率35%であり倒産や企業の存続が問題視される状態ではありません。 短期借入金35億円、社債136億円、長期借入金190億円の合計361億円に対し、現預金892億円もあって実質的には無借金会社。 更には投資有価証券172億円もあるため、資金的にも何ら問題ない状態です。 …(略)… 実質無借金経営は、金融機関とのつながりが薄いことを示す。 急速な体力の低下時に金融的支援を受けられる見込みは薄い。 様々な不正の上に築かれた砂上の楼閣であるレオパレス21を決算書でみて、「今々は大丈夫」といわれても信じる者は少ない。 オーナー会は「改修工事完了まで会社が持たない」と判断している。
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最終更新日
2019年05月20日 06時00分15秒
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