テーマ:自動車・交通(1690)
カテゴリ:自動車
世界最大の自動車市場である中国に質的な変化が起きている。 新車販売台数は2019年7月まで13カ月連続での前年割れだが、車の好み、判断基準に変化が起きている。 中国のNo.1ブランドはVW。 質実剛健で親中国的なブランドだった。 価格は安くなかった。 もう一つの好みは豪華で押し出しのよい車。 GMや各種中国の国産車。 モータリゼーションが定着したばかりのと思われるが、最新情報を好む中国人らしく、早くもコストパフォーマンスに長けた高品質車、ライフサイクルコストの観点で優れた車を求めるようになった。 世界最大の自動車市場は近年急速に中古車市場が拡大。 前年割れが見込まれる新車市場とは対照的に、2018年の中古車販売台数は2017年実績比で約13%増の1400万台。 5年前に比べ約3倍。 中古車市場の繁栄は質の高い中古車のタマが増えればこそ。 経年劣化の少ない日系車が、世界大の新車市場に影響を与えている。 「車が売れないのではなく、 日系車しか売れない」 =中国メディア 2019年8月21日 サーチナ 中国メディアの今日頭条は19日、中国では自動車市場の失速に対し、「誰も車を買わなくなった」、「車が売れなくなっている」などと形容されるようになったと紹介する一方、正確に言えば「車が売れなくなった」のではなく、「日系車しか売れなくなった」のだと伝える記事を掲載した。 記事は、現在の中国自動車市場を正確に形容するならば「質の高い車しか売れなくなった」という表現になるとし、2010年ごろから一気に成長してきた中国自動車市場は現在、大きな転換期を迎えていると指摘。 経済が好調だった時は「車内空間の広さ」、「ハイスペック」といった簡単な訴求でも車は売れたとしながらも、経済成長率が鈍化したことで「市場における淘汰の速度が上がり、消費者は慎重になり、質の悪いものは避けたいと考えるようになった」と強調した。 続けて、フォルクスワーゲンやGMといった大手メーカーも自動車市場の減速に巻き込まれるなか、トヨタやホンダといった日系車メーカーは「減速の影響を受けるどころか、逆に販売台数を伸ばしている」のは興味深いと指摘。 そして、日系メーカーは大切にブランドを育て、市場に投入しており、成長が見られる分野に慌ただしく新ブランドを投入したりせず、また補助金が出るからといってその分野に注力したりもしないと伝え、「とにかく日系車は品質とサービスが安定しており、その良好なクチコミが現在の販売台数に繋がっている」可能性を指摘した。 ― 引用終り ― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年09月02日 06時00分18秒
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