カテゴリ:ダイエット、健康
炭水化物と油の組み合わせは、口当たりがよく、安い。 中流層が企業から追い出され、所得階層の二極化が進むと貧困層が増大する。 先進国、工業化が進んだ国の貧困層は、炭水化物と脂肪主体の食品で太る。 そして運動不足と相まって、糖尿病に至る。 糖尿病患者の半数以上が年収200万円未満の衝撃 =鈴木傾城 2019年9月18日 MONEY VOICE 現代は、貧困が増えれば増えるほど「飢える」のではなく、「炭水化物漬け」になっていき、結果的に糖尿病を引き寄せる時代になっているのだ。 認識を改めなければならない。「貧困=栄養失調」ではなく「貧困=糖尿病」なのである。 全日本民主医療機関連合会は、全国の医療機関96施設で40歳以下の「2型糖尿病患者」の実態調査をした結果として、患者世帯の年収分布から年収200万円未満が57.4%を占めていると報告している。 …(略)… 厚生労働省の調査では、所得が低い層であればあるほど米やパンなどの炭水化物を主体とした食事になり、野菜や肉類をとらなくなっていくという結果を出している。 その理由は明白だ。 炭水化物は安いからだ。 たとえば、低所得層の多くはインスタントラーメンを好んで食べるのだが、その麺はもちろん炭水化物でできている。カロリーは意外に高いのだが、1袋100円以下で買えるのでかなり安い。 …(略)… 低所得者はでっぷりと太っている アメリカやメキシコでも低所得層がでっぷりと太っているのは、炭水化物の塊であるピザやタコスが安く大量に買えるからだ。 そのため、アメリカでは今やピザが国民食と言えるほど食べられている。 炭水化物に砂糖をまぶしたスナック菓子も安く、炭水化物に脂肪をたっぷりまぶしたジャンクフードも安い。 そこに砂糖まみれの炭酸飲料をガブ飲みしている。 …(略)… 2型糖尿病患者の57.4%が年収200万円未満 全日本民主医療機関連合会は、全国の医療機関96施設で40歳以下の「2型糖尿病患者」の実態調査をした結果として、患者世帯の年収分布から年収200万円未満が57.4%を占めていると報告している。 この「2型糖尿病」というのは、インスリンの作用不足で起きる糖尿病だが、その原因は体質以外には「肥満・運動不足・食べすぎといった生活習慣の乱れ」が引き起こしていることが分かっている。 つまり、年収200万円以下の低所得層が、肥満や運動不足や食べすぎといった生活習慣の乱れで2型糖尿病になっている。 ― 引用終り ― 炭水化物だけが取り上げられているが、炭水化物と油の組み合わせで、それ以外の栄養素と食物繊維が少ない、大量生産と保存期間が比較的長期の食品が作られる。 安くて、満腹感がある。 だが他の栄養素が不足しており、大量に摂取する誘惑に満ちている。 利潤のフロンティアが減少しつつある現代社会で、グローバルに所得の二極化が進み、貧困層は生活習慣病などでなりやすい環境が、食品産業により着々と整えられている。
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最終更新日
2019年10月30日 16時00分07秒
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