テーマ:マツダ車(43)
カテゴリ:EV 電気自動車
マツダが小さいバッテリーのEVを発表。 航続距離は Honda e 並みの240km。 とても「いっちょ前の車」とは思えない。 マツダEVプロトタイプに試乗 バッテリーは35.5kWh 2019年10月20日 AUTOCAR JAPAN あえて小さくしたバッテリーは35.5kWh text:Rachel Burgess(レイチェル・バージェス) translation:Kenji Nakajima(中嶋健治) マツダは、従来の内燃機関の効率を高めるだけでなく、しっかり電動化技術の開発も進めていた。 近年のマツダの成果として印象的だったのは、スカイアクティブ-X。 高圧縮比で薄い混合気に着火することで、「ガソリンエンジンのパフォーマンスと低排気ガスに、ディーゼルエンジン並の経済性とトルクを組み合わせる」 とうたわれている技術だ。 だが、2021年から欧州で施行される厳しい環境規制目標を考えると、自動車メーカーはEVモデルの導入を先送りすることができない。 今回フランクフルトで、マツダ初のEVプロトタイプの試乗となったのも、自然な流れだといえる。 ベースはCX-30で、数日後に開幕となる東京モーターショーで正式にお披露目される予定。 量産モデルも小型SUVになるとのことで、床下に搭載されるバッテリーは35.5kWh。 航続距離は240km程度とされており、主に都市部での利用がメインとなるだろう。 比較的小さい35.5kWhというバッテリーの容量には理由がある。 マツダによれば自動車のライフサイクル、生産から利用、廃棄やリサイクルまでの環境負荷を検証した結果、35.5kWhという大きさが環境に優しいことがわかったという。 ガソリンエンジンのマツダ3や、95kWhという大容量バッテリーを搭載するより、環境負荷が小さいとのこと。 143psのモーター1基で240kmの航続距離 マツダ・ヨーロッパで研究開発部門を率いるクリスチャン・シュルツェは、「バッテリーが大きすぎても良くありません。 ユーザーが本当に必要とする航続距離を理解しつつ、CO2を大幅に削減するためには、バッテリーの容量は小さくする必要があります」 「わたしたちは35.5kWhというサイズが、1度の充電で買い物をしたり学校への送迎をしたり、通勤で利用したりするのに丁度いいサイズだと考えています」 と話している。 ― 引用終り ― あえて小さくしたという言い訳に欠けている前提は、「現在のバッテリーでは」という文句。 バッテリーがより軽量、高エネルギー密度になれば、結果は大きく変わる。 小さなバッテリーの搭載をもって「しっかり電動化技術の開発もすすめていた」かどうかは分からない。 電動化について何らかの取り組みは続けていたらしい、ことは分かる。 ディーゼルでは時代の要請に応えきれない近未来を迎えるにあたり、マツダも他のメーカーと同様、次世代蓄電池を欲していることは確実。 次世代蓄電池が実用化されたなら、EVの市場への浸透度は大きく変わると考えられている。 トヨタがグループを挙げて電動化技術に取り組む由縁。 内燃機関にはうるさいモータージャーナリズムは、電動化に関しては素人並みになっている。 トヨタとマツダが資本提携に踏み切った 実は、国家レベルの利害衝突が背景に… 町田 徹 2017年8月8日 現代ビジネス
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最終更新日
2019年11月03日 06時00分12秒
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