テーマ:ホンダ(44)
カテゴリ:自動車メカ、部品
2019年10月30日、日立オートモティブシステムズがホンダ系部品3社を吸収合併することが報道された。 電気系の絡む自動車部品で、足回り部品も多く、勝ち残り濃厚な部品メーカーの合併。 グループ企業と協同して研究開発をすすめてきたホンダだが、部品企業の離脱は他にもある。 ホンダはデンソー(トヨタ系)とも取引が多く、技術優先で系列という概念が希薄なようだ。 2016年3月25日、トヨタ系部品メーカーのメイドー(愛知県豊田市)が、ホンダを主要取引先とする日下歯車製作所(愛知県豊田市)を買収した。 日下歯車製作所はベベルギアなどを製造している。 売上高は約50億円で黒字体質だが後継者難とのこと。 自動車用ボルトが主力のメイドーは連結売上高の約8割をトヨタ自動車グループ向けが占める。 今回の買収で歯車技術の獲得と顧客開拓を狙う。 2019年7月、ホンダ系部品企業の浅間技研が住友商事に買収との報道があった。 浅間技研(長野県)は比較的付加価値の低い、鋳造部品のメーカー。 長野県小諸市の他、インドネシア、米国ミシガン州・ジョージア州に生産拠点があることから、海外展開でキリウとの連携効果があると見受けられる。 9月2日、浅間技研工業で住友商事グループとしてのキックオフイベントが開催された。 自動車ブレーキ部品事業を手掛けるキリウ、住友商事も交えて関係者が一同に会した。 9月24日、買収完了と住友商事が発表した。 住商、ホンダ系自動車部品の 浅間技研を買収 2019/7/8 日本経済新聞 住友商事は8日、ホンダ子会社で自動車部品メーカーの浅間技研工業(長野県小諸市)を完全子会社にすると発表した。 9月にもホンダなど既存の株主から株式を取得する。取得金額は非公表。 住商は2004年に同業で日産自動車系のキリウ(栃木県足利市)を子会社化しており、同社と浅間技研で製造面などで連携して、事業拡大を目指す。 浅間技研は主にホンダやホンダ系の部品メーカーにブレーキディスク・ドラムなどのブレーキ関連部品を納入している。 住商は、82%を保有する大株主だったホンダのほか、大手銀行などから株式を取得する。浅間技研は国内のほか、米国とインドネシアに計4カ所の工場を持つ。 ― 引用終り ― 浅間技研工業株式会社 設 立 1973年10月 資本金 16億円 浅間技研工業株式会社 製品紹介ページより ■自動車部品 高い耐久性・信頼性が必要な心臓部のエンジン部品から、ミッション部品・駆動系部品・足回り部品まで多岐にわたります。 重要保安部品のブレーキは、モータースポーツ用スペシャルパーツから量産車用部品まで高精度で耐久性・信頼性のある部品を供給しています。 ・足回り・駆動系 デフケース ステアリングナックル ブレーキディスク ブレーキドラム ・エンジン クラッチプレッシャーディスク エンジンフライホイール ■トラック部品・建機部品 ギアケース エキゾーストマニホールド ■汎用製品部品 マリーン(船舶用船外機)・発電機・除雪機・農機具エンジン等のエンジン用フライホイールを、塑型技術を生かした鋳造製の素材から加工まで一貫体制で供給しています。 フライホイール ■電気機器部品・建設用部品 高精度で耐久性・信頼性のある部品を供給しています。 フェンスウェイト
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最終更新日
2019年11月06日 06時00分10秒
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