テーマ:航空機(534)
カテゴリ:民間航空
737MAXシリーズの飛行停止措置で大打撃を受けているボーイングを、新型肺炎はさらに叩きのめそうとしいている。 ボーイングは737MAXシリーズの飛行再開を年央においているが、急激な旅行客の減少で、飛行再開が許可されても機体はあまり必要とされない。 世界の航空会社 =ICAO 2020/02/14 ロイター 国連の国際民間航空機関(ICAO)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うキャンセルの増加で、世界の航空会社の売上高が今年第1・四半期に40億ドル-50億ドル減少する可能性があるとの試算を示した。 ICAOは声明で、キャンセルは規模でも地域的な広がりの面でも2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行時を上回っており、航空業界に与える影響もSARSより大きいとみられると指摘した。 ICAOによると、70の航空会社が中国に就航する国際線の運航をすべて停止し、これとは別に50社が減便している。 これにより、中国に就航する国際線の直行便の旅客輸送能力は80%落ち込み、中国の航空会社は40%減少した。 これらの試算には、貨物航空機、空港、航空管制サービス会社、中国の国内線、香港、マカオ、台湾に就航する国際線への影響は含まれていない。 ICAOはまた、中国人旅行客の落ち込みにより、第1・四半期に日本の観光産業の売上高12億9000万ドルが失われ、タイでは11億5000万ドルが失われると予想した。 ― 引用終り ― 2月14日、米ユナイテッド航空は、ボーイング737MAX機の運航再開を9月4日まで延期すると発表した。 737MAXがなくても通常営業できる体制が整えられつつある。
航空会社の業績が回復しなければ、ほぼ停止しているボーイングの新規受注は回復しない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年02月25日 16時00分07秒
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