カテゴリ:物流 ロジスティクス
航空貨物輸送のメリットは、速度。 戦争状態下であれば、何をおいても「間に合わせる」ための速度(早さ)が優先される。 また、未使用の資源を目的達成に活用するのは、戦争遂行の常道。 航空各社は、人の交通が激減した旅客機を、客室乗務員不要の貨物専用便に転用。 遊休旅客機の貨物便化進む 緊急物資の輸送需要高まり 共同通信 2020年4月27日 新型コロナウイルスの世界的大流行で打撃を受けている航空各社が、遊休する旅客機を貨物専用に転用する動きを加速させている。 日本航空は3~5月の実績と今後の計画を合わせ、旅客を乗せない約1200便を国際貨物便として運航する。 日航によると、旅客機の貨物室は満席時でも客の荷物の占める割合は3割ほどで、残りにはさまざまな貨物を積載できる。 大規模な運休で貨物スペースの供給は減るが、マスクなど緊急性の高い物資の輸送需要は高まっており、中には貨物単価が一時2.5倍になった路線もあるという。 全日空は4月だけで中国などに貨物便約300便以上を旅客機で運航した。
― 引用終り ― 米国アメリカン、ユナイテッドなども武漢肺炎感染拡大に対応して、有給旅客機の貨物化をすすめている。 航空貨物輸送のデメリットはエネルギー多消費でコストが高いこと。 もちろんCO2発生も多大。 航空会社のメリットは、駐機していてもリース料、耐空検査費用などがかかる機体を稼働させ、収入を得られること。 デメリットは旅客輸送に比べ、輸送単価が低いこと。 輸送コストを低く抑えたい低単価商品、重量の大きな商品・製品は、通常船輸送。 船輸送はCO2の観点からは、航空輸送より格段に地球環境に優しい。 海運が環境に与えている影響 MOL商船三井 海運は他の輸送手段に比べ、一度に大量の物資を運ぶことができ、単位輸送当たりのCO2や大気汚染物質の排出量が少ない、環境にやさしいエコな輸送モードです。 ― 引用終り ―しかし、その一方で新興国の発展による世界経済の成長に伴い、全世界の海上貨物量は増加を続けています。 海上荷動きは年間100億トンを越え、今後さらに増加することが見込まれます。 海上荷動きが増加することで、エネルギー消費の増大によるCO2排出量増が地球温暖化など、様々な環境問題を深刻化させています。 また、気候変動が引き起こす大型台風の発生増加などは、港湾における荷役の遅延や、フェリーの運休などの要因ともなります。 外航船舶から排出されるCO2は、全世界の約2%となっており、環境問題への対策が必要となってきています。 当社は環境負荷低減技術の採用や減速航海によりCO2排出量削減を図っています。 貿易の活発化で船輸送についても、外来生物問題、海洋汚染問題など様々の環境問題がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年05月07日 06時00分09秒
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