テーマ:注意!流行中の感染症(188)
カテゴリ:「食」
各国はコロナ感染拡大防止の在宅規制を緩和し始めた。 緩和しても、すぐに必要とされる財の供給、サプライチェーンが回復するわけではない。 潜在していた大きな課題が解消しているわけでもない。 エネルギー資源価格は低下しているが、穀物化価格は経済の拡大と人口増により高騰を続けている。 大豆価格、たった2年間で3倍に! 何があった!? トウシル / 2020年5月9日
…(略)… 大豆価格急騰は中国の「胃袋事情」がきっかけ 大豆の国際的な価格の指標である、シカゴ先物市場の大豆先物価格は、以下のグラフのとおり2006年半ばから2008年半ばにかけて大きく上昇しました。1ブッシェル(およそ27キログラム)あたり500セント近辺だった大豆価格が、2年間でおよそ3倍となる1,500セントを上回る水準まで上昇したのです。 …(略)… 豊かさの象徴“一人あたりGDP”が上昇、 中国の食肉消費量が増加 以下のグラフの通り2006年から2008年、 中国の一人あたりGDP(豊かさのモノサシと例えられる、国民一人が生み出す対価の額)と、食肉消費量の上昇・増加のスピードが速まったことが分かります。 経済成長が加速し、それに伴い食肉の消費量が増加したと考えられます。 …(略)… 中国国内外で家畜のエサとなる 大豆の消費量が増加 中国の経済成長が加速し、お金持ちになった中国の人たちが肉をどんどん食べるようになったわけですが、膨れ上がる中国の食肉消費量を満たすため、中国国内では家畜に大豆を含んだ栄養豊富なエサを与えてより多くの肉を生産する、中国国外では大豆を含んだエサを与えられて生産された肉をより多く輸入する、などの動きが活発化しました。 これにより、中国国内だけでなく、中国国外でも、大豆消費量がぐんと増加したのです。 ― 引用終り ― 牛乳消費量の低下で、米国では成乳メーカーが倒産。 ベジタリアン、ビーガンの増加もあり、アーモンド・ミルクや豆乳が順調に消費量を伸ばしている。 精肉産業の稼働低下で米国人の主菜である牛肉の価格は大幅上昇。 地球温暖化防止の取組に、穀物消費量を低下させるため牛豚の消費量低下目標も取り入れて欲しいと思う。 牛についてはメタンガスの排出量削減にもなる。 人類は大規模感染症の防止だけでなく、色々と考え直す時期にきている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年05月23日 00時00分16秒
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