テーマ:F1(100)
カテゴリ:モータースポーツ(4輪)
F1のマネージングディレクターのロス・ブラウン氏は、公式ウェブサイトで2020年のF1日本GPが中止になる可能性があると語った。 5月の時点でF1日本GPの主催者であるモビリティランドは、開催することに楽観的だと語っていた。 F1日本GP主催者、予定通り 10月に観客を入れたレース開催に自信 2020年5月19日 F1-Gate.com F1日本GPの主催者は、2020年に予定通り10月11日に観客を入れてレースを開催することに楽観的だと語る。 新型コロナウイルスのパンデミックによって2020年のF1世界選手権は予定されていた最初の10戦が延期・中止となり、F1は新たなカレンダーの作成に取り組んでいる。 現時点で2020年のF1世界選手権は7月5日/12日にオーストリア、7月26日/8月2日にイギリスでレースを開催できることを期待しているが、それぞれの計画は政府によって承認される必要がある。 その後、F1サーカスはスペイン、ハンガリー、ベルギー、イタリアでヨーロッパラウンドを狩猟し、9月中旬にアゼルバイジャンとロシアへと移動し、10月と11日にアジアとアメリカでのグランプリ開催、バーレーンでの2連戦の後、12月13日にアブダビで最終戦を迎えるという計画が立てられている。 F1日本GPは、首都東京から南西約300kmに位置するホンダ所有の鈴鹿サーキットで開催される。 ― 引用終り ― 主催者として自信をもって語るのは大切だが、実は単独では開催も中止も延期も決められない。 F1=改訂カレンダー、 欧州開催増も検討 Reuters Staff 2020年6月12日 11:02 ロイター 自動車レースF1は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によりアジアや北中南米でのグランプリ(GP)開催が中止となる可能性があるなか、欧州でのレースを増やすことが選択肢として検討されている。 F1は新型コロナウイルスの影響でオーストラリアGP、モナコGP、オランダGP、フランスGPがすでに中止に。 情報筋によると、さらにアゼルバイジャンGP、シンガポールGP、日本GPが中止になる可能性があるという。 また、ブラジルGP、メキシコGP、米国GPの開催も不透明な情勢となっている。 F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウン氏は、公式ウェブサイトで 「必要に応じて、さらに1、2レースをヨーロッパで開催することも考えられる。 バーレーンとアブダビは現時点でシーズン終盤に開催されると思う。 それで10レースになる。 あとは中盤に少なくとも5つ、6つのいいレースができるだろう」 と語った。 ― 引用終り ― 5月19日から6月12日までの時の経過はあるが、主催者が自信をもって語っても、F1のマネージングディレクターのロス・ブラウン氏が中止の可能性を語るのである。 鈴鹿サーキットの中止の発表より6時間も前にロイターの記事が出ており、事実はロス・ブラウン氏の語る通りになった。 2020 FIA F1世界選手権シリーズ 6月12日 17:00 鈴鹿サーキット公式サイト 2020年10月9日(金)~11日(日)に、鈴鹿サーキットで開催予定でありました「2020 FIA F1世界選手権シリーズ ピレリ 日本グランプリレース」につきまして、本年度の開催を中止することを決定いたしました。 国内外における新型コロナウイルスの感染拡大状況や各地域での防止対策などを踏まえ、慎重に検討を重ねて参りましたが、現段階で海外からの渡航に関する規制解除の見通しが立っていない社会状況および国際的に大規模な移動を伴うイベントの特性を鑑み、開催中止を判断いたしました。 楽しみにされていたファンの皆様および関係者の皆様におかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします。 ― 引用終り ― F1日本GPの主催者(プロモーター)はモビリティランド。だがGP開催の可否の意思決定プロセスで主体にはFIA、フォーミュラワン・グループが加わる。 FIA(国際自動車連盟)は、FIAフォーミュラ1世界選手権規約(スポーティングレギュレーション、テクニカルレギュレーション、関連レギュレーション)を管理・監修・規定する。 「フォーミュラワン・グループ」は、バーニー・エクレストンが始めたF1世界選手権の運営・放映権管理・マネジメントなどを統括する企業グループ。 現在の大株主は米国のメディア総合企業のリバティメディア。
フォーミュラワン・グループとして現場を運営するスポーツ担当マネージングディレクターがロス・ブラウン。 ロス・ブラウンは英国出身のレーシングカーエンジニア、F1テクニカルディレクターでベネトン、フェラーリ、フェラーリなどで実績を残した。 オリンピックと同様に興業としてのF1シリーズには巨額の放映権料と各GPプロモーターの開催権料が必須。 即ち、開催の判断にはFIA、フォーミュラワン・グループ三者の合意が必須。 1者で中止の判断をすれば中止に伴う損害は中止を決定した者が負担することになる。 三竦みの構造が、観戦客不在と断言できるほど、2020オーストラリアGPの中止の決断を遅らせた。 今回の日本グランプリ中止の発表は、決定に至る時間もあったせいか、観戦客に配慮したタイミングだったように映る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年06月21日 06時00分08秒
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