カテゴリ:コミック、動漫など
同人誌即売会から発展していったコミケは規模の大きさで限界を迎えつつあった。 オリンピックが開催されると会場の問題等からコミケの開催が困難になるほどだった。 そこに新型コロナ禍が発生した。 大規模感染症の防止対策は、コミケの開催のあり方に根本的な転換を迫った。 冬コミケ中止の悲報に、決断支持の声多数 「エアコミケの準備の始まり」 と前向きな受け止めも 2020.7.13 iZa
コミックマーケット準備会は12日、今冬に開催予定だった「コミックマーケット(以下、コミケ)99」を中止し、2021年5月の大型連休(以下、GW)開催を目指すと公式ウェブサイトで発表した。 中止の理由については、政府及び地方自治体等により発表された指針に基づく東京ビッグサイトの「対応指針」や、東京五輪開催延期に伴う東京ビッグサイトの使用制限などを考慮、検討した結果「現状求められている新型コロナウィルス感染症対策を講じたとしても、問題やリスクが諸々生じる恐れもあり、参加者の皆さんに満足いただけない開催となってしまうこと」が懸念されるためと説明している。 同時に、「GWに行った『エアコミケ』を発展させていくことを検討」するとも発表している。 「エアコミケ」とは、今年のGWに開催予定だったコミケが中止になったことを受け、WebやSNS、動画投稿サイトなどを駆使して、作品発表・販売や、関係者、一般参加者とのコミュニケーションの場を展開した試み。 …(略)… 諦めや嘆きの声に交じり、「さぁ、エア冬コミケの準備の始まりだ」「中止になっても、本は作る!!文化継続の為に!!そしてみんなでエア冬コミケを行う」と、エアコミケへの取り組みに気持ちを切り替える同人作家たちや、「通販で欲しい物ゲットできる確率が増えたと考えたい」と中止のメリットを指摘する買い手の前向きな意見もあがっていた。 ― 引用終り ― エアコミケへの切り替えは時代の変化を反映した、大きな転換ととらえたい。 大規模感染症は新型コロナだけではないので、「密」が推奨されることはなくなるだろう。 参加者同士が密着し、冬でも熱いコミケは懐かしい過去と化すのだろう。 そしてデジタル化の進展は、コミケのアキレス腱である版権問題を、より先鋭化させる可能性をはらんでいる。 2020年7月12日 コミックマーケット準備会 共同代表 安田かほる・筆谷芳行・市川孝一 (2020年7月12日現在) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年08月04日 06時00分10秒
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