テーマ:人間本来の食生活・穀菜食(44)
カテゴリ:「食」
地球温暖化対策、低炭素社会の実現に向けての施策はコロナ禍においても着々とすすめられた。 地球温暖化防止の対策の一つに、温暖化ガスの一つである大量のメタンガスを排出する牛肉職の削減が数えられる。OECD諸国の中で、メキシコとともに肥満率がトップクラスの米国では、健康向上と肥満防止のため、動物性の食材を避ける生活がすすんでいる。 有機野菜を食べ、牛肉をアーモンドミルクや投入など植物性ミルク代えている。 欧米ではベジタリアン、ビーガン向けの食堂も増えているという。 そして従来の大豆タンパクより美味しい、植物性の代替肉の取組がすすめられている。 その原材料の一部が下記の記事に記載されていた。 バーガーキング「謎の新商品」で考える、 ハンバーガーから牛肉が消え去る日 鈴木貴博:百年コンサルティング代表 2020.10.23 DIAMOND online
…(略)… この状況にチャレンジしたのが、前述のインポッシブル・フーズとビヨンド・ミートという2社のベンチャー企業です。 インポッシブル・フーズのCEO、パトリック・ブラウンによれば、肉好きな人が肉を好むのは動物由来かどうかは関係なく、ただおいしいからだといいます。 そこでもし、植物肉の方がおいしくなったら?味に妥協せず、栄養も肉より上で、調理しやすく、価格が手ごろなら?そうなったら牛肉の方がゲームオーバーになるのではないか、というわけです。 肉のおいしさの元である 「ヘム鉄」に注目したベンチャー では、パトリック・ブラウンになったつもりで考えてみましょう。 なぜ牛肉は大豆よりもおいしいのでしょうか。 パトリック・ブラウンはそここそが問題の中心だと気づき、肉のジューシーさについての研究を進めます。 おいしい肉の匂いを分析すると、メープルシロップの匂い、焼けたゴムの匂い、マッチの匂いなどさまざまな匂いが組み合わさっていることが判明します。 そして、その中で最も重要な要素はヘム鉄であることを発見します。 ヘム鉄、すなわち血液の赤血球に含まれるヘモグロビンの成分です。 そうだったのです。 結局のところ「血のしたたる牛肉」の主成分であるヘム鉄こそが、あの肉のおいしさの主成分であることがわかり、2015年にインポッシブル・フーズはヘム鉄を簡単に培養する方法で特許をとります。 こうして誕生したインポッシブル・バーガーは、材料としては大豆とジャガイモのタンパク質、そこに肉の味をつくる分子としてのヘム鉄を加え、ココナッツオイルとヒマワリ油で肉のジューシーさを再現し、それらを結着材でミンチのパティに仕上げたものです。 そして、ここが驚くべき点ですが、こうしてつくったハンバーガーパティを、ブラインドテストでジャンクフードが大好きな子どもたちに正体を知らせずに食べさせると、子どもたちは「これが一番おいしい」と言って、インポッシブル・バーガーを指差すのです。 ― 引用終り ― 獣肉より美味しくなり、量産が実現すれば、代替肉の価格引き下げも可能になるだろう。 代替バターの植物油製のマーガリンは、バターに味を近づけるにつれカロリーが増加した。 代替肉も牛肉とカロリーは同等だという。 飢えの歴史が長かった現生人類は、本能的に高カロリーを美味と判定するということだろうか。 低カロリーでも美味を追求する和食は、世界に広がる可能性が高いかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月13日 16時00分07秒
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