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2020年11月30日
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カテゴリ:航空&ミリタリー
 戦闘機は、名機に名パイロットが搭乗して初めて名機となる。
 太平洋戦争初期、大日本帝国陸海軍は、練度の高い将兵に満ちていた。
 中期以降、日本の戦闘機は練度の高い操縦手が減り、米軍はよく訓練された操縦手が搭乗していた。
 名機は戦歴ばかりで決することはできないのが事実。
        ​
 第二次世界大戦参戦前の米国は工業力、量産の優位性を発揮した。
 量産の優位性の根底に個々の部品の精度が高いことがある。
 第二次世界大戦時の日本は、部品の取り付けが容易ではなく、精度の低さと部材の不適切は油圧系の不備(油漏れ)としてあらわれた。
 「誉」だけでなく帝国陸海軍航空機のエンジンは、設計性能とほど遠い出力であることもしばしばだったようだ。
        ​
 P-40は高高度性能を除けばパワーや速度性能に申し分無く、1939年4月に制式採用が決まった。
 1939年9月、第2次世界大戦が勃発。
 英仏は米国にP-40を大量に発注した。
 カーチスは生産ラインがフル稼動状態になった。
 後にP-40はレンドリースの対象となり英国やソ連などで活躍。
 日中戦争には、義勇軍『フライング・タイガース』の隠れ蓑でP-40が対日戦に参戦した。
 到着が太平洋戦線の開始直前の1941年11月だったので、日本との戦争が始まるとすぐビルマ戦線に投入された。
 1941年12月に始まった太平洋戦争では、欧州戦線と異なりまだまだP-35やP-36が多かった。
 これら低空、比較的低速での格闘戦に優れた戦闘機が日本軍の主要な敵だった。
 P-40は旋回性能や上昇力の面で日本の一式戦闘機『隼』や『零戦』に劣ると評価された。
 P-40パイロットは、日本軍機が得意とする旋回戦、格闘戦に持ち込まれないよう注意し、一撃離脱戦法と編隊空戦で立ち向かった。
        ​
 バッファローやP-36と違って、P-40が被弾に強いことも極めて有効だった。
 パイロットは被弾しても生き残り、戦闘経験を重ねベテランになることができる。

        
 太平洋戦争や欧州戦で、戦闘爆撃機としての活用も含め汎用性の高かったP-40の活躍の場は、P-47やP-51に奪われていった。
 戦火に迫られ価格の優先順位は下がり、高価でも有用な兵器が求められた。
 P-40の性能向上型が開発され、マーリン・エンジンを搭載して高高度性能や速度性能、上昇性能を改善したP-40Fや、軽量型P-40Nが開発された。
 高高度性能、最高速など性能向上は明確だったがP-51を凌駕するものではなく、量産されなかった。





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最終更新日  2020年11月30日 16時00分06秒
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