英国ーEU　FTA発効

　　Brexitの合意なき離脱の期限が迫る2020年12月24日、英国とEU（欧州連合）とは、新たなFTA（自由貿易協定）で合意した。　工業製品や食品などの貿易関税をゼロに保つことなどが合意の柱。　2020年年1月末にEU離脱を決めた英国は、2021年から経済的にEUから離脱する道筋をつけ、離脱を完了させる。　　　　　　　　​​英・EUのFTA発効​…輸送量少なく混乱みられず​2021/01/02 讀賣新聞  英国は昨年12月31日に欧州連合（EU）から完全に離れ、自由貿易協定（FTA）に基づく双方の輸出入が始まった。　税関書類の提出や物品検査が必要となり、英EU間のモノの移動に手間も時間もかかるようになった。　新制度が始まった元日は輸送量が少なく、混乱はなかった。　　　　　　　　​​　英仏海峡に面したEUとの貿易拠点、英ドーバー港には1日、普段通りフランス北部との間を往復するフェリーが発着していた。　しかし、午後２時過ぎに着いた便から下りてきた大型トラックはわずか5台で、折り返しの便に乗り込んだのは15台ほどだった。　　―　引用終り　―　　　　　　　　​​ 　物流の混乱は前倒しでクリスマス前に生じていた。 　また、離脱形態が不明だったため必要なものの物流は前倒しされ、変異型の感染拡大で、ドライバーの大陸への帰還が不透明となり、英国向けの荷は最小限となったことだろう。 　欧州大陸との連携が弱まることで、産業、生活面の混乱が起きるとすれば「これから」となる。​