テーマ:未来予測(2)
カテゴリ:寺社、パワースポット、予言
7月31日、菅義偉首相は五輪開催で人の流れは減っているとの見方を繰り返した。人流の抑制で感染状況が改善するとの見方に基づく発言だ。 小池東京都知事は五輪開催が感染拡大の要因になり得るかを問われて「五輪の視聴率は20%を超えており、ステイホームに一役買っている」と答えた。 果たして、五輪後、感染拡大は収束方向になるのか。 鈴木貴博:百年コンサルティング代表 経済・政治 今週もナナメに考えた 2021.7.30 DIAMOND online
五輪の盛り上がりとコロナ感染者の急増 これから東京はどうなる? 連日、オリンピックでの日本勢のメダルラッシュで東京は沸いています。日々金メダルが増える一方で、同じタイミングで発表される新型コロナの感染者数も急増しています。過去最大の感染者数が報告されるような状況となり、これから東京はどうなってしまうのでしょうか? 私は経済に関する未来予測が専門です。実はここ数カ月、いろいろなメディアで予言してきた未来予測どおりの状況になってきています。 そのとおりになった未来予測を整理しておきたいと思います。 (1)政府は2021年の春は経済より五輪を優先する形で緊急事態宣言を延長し続ける (2)東京五輪は予定通り開催される (3)選手村ではパンデミックは起きないが、五輪開催中に都内では第5波が拡大する ここまでは予測が的中しました。心配なのはこの後だと思います。実はこの先についても企業向けに以下のような未来予測をしています。 東京にこれから起きることを整理するとこのようなことになります。 (4)2021年夏、感染者数は大幅に増えるが死者数が低い状態にとどまるだろう (5)変異種のデルタ株が猛威をふるう可能性は高いが、その被害も限定的に収まるはず (6)結果として日本経済はこの夏を境にアフターコロナに向かうだろう これは何度も繰り返しお伝えしていることですが、私の予測はあくまで統計学的な証拠から得られた未来予測です。医学的な予測とは手法や判断基準が異なる点はご了承ください。 … (略) … さて、そのような状況下で猛威をふるう変異種によって、未来がさらにどうなるのか、新たな不安を覚える人もいらっしゃると思います。そこで5番目の予測、「変異種のデルタ株が猛威をふるう可能性は高いが、その被害も限定的で収まるはず」についての根拠を見てみましょう。 … (略) … アメリカと違い、イギリスではワクチンで収束したはずの新型コロナが5月になって急拡大しています。この急拡大分の大半を占めるのがインド発祥の変異種・デルタ株です。 ロックダウンが徹底されたイギリスで、なぜここまで変異種が広まったのか?イギリスの専門家によれば、渡航者の多さがイギリスのデルタ株パンデミックの原因になったといいます。ワクチン接種が進み、ビジネスに関する海外渡航のルールが緩和された時期と、デルタ株の流行が始まった時期が重なっているからです。 そして、このことは東京にとっても非常に悪いニュースです。なぜならこの7月、東京には世界中から五輪関係者が集まってきているからです。 私は「選手村は大丈夫だ」と言いましたが、問題は大会会場を埋め尽くしている大会関係者です。言い換えればジャーナリストとスポンサーということになるのですが、こういった方々は選手とは異なり、組織委員会もその行動をコントロールすることは実質的に不可能な状態になっているのは読者の皆様もご存じの通りです。 すでにデルタ株は東京の発症でも3割まで増加してきていて、そのリスクは五輪開催で当然のことながら急上昇しています。 問題はワクチンが効くかどうかですが、報道によるとイギリスで変異種に感染した人の中には、ファイザー以外にアストラゼネカのワクチン接種者も多いようです。2度の接種でファイザーがデルタ株に対して88%の有効性であるのに対して、アストラゼネカは60%の有効性にとどまるといった研究結果もあります。このあたりワクチンメーカーの構成が違う(ファイザーとモデルナ)東京の場合、デルタ株の被害はイギリスほどにはならない可能性はあると思います。 そして、私が一番重視しているのは、デルタ株がまん延し始めたイギリスのグラフでも死者数は収束している点です。これから先、デルタ株についていろいろなことが分かってくると思いますが、報道によればワクチンを接種している場合、感染はしても中症化も重症化もしにくいという研究発表があり、その点については東京にとって明るい予測要素になりそうです。 実は「ワクチン接種が進むことでコロナの死亡リスクが大幅に減る」ということは、コロナ対策の前提条件の変化を意味します。これまでは「免疫がないために感染しやすく、感染すると死亡リスクが大きい」という前提で新型コロナは新型インフルエンザ等感染症に指定されています。 ― 引用終り ― (5)変異種のデルタ株が猛威をふるっている。 が、「その被害も限定的に収まるはず」ということに期待していいのだろうか。 「アフターコロナ」の経済、社会のありようは、「ビフォーコロナ」とどのように変化しているのか、興味深い。 占い、占星術なども根拠は、経験の集大成による「統計」とされる。数学的手法による「統計」による予測も占いと大きな違いはない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月12日 16時00分06秒
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