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2021/11/04(木)06:00

富士急ハイランド「ド・ドドンパ」事故

テーマパーク 遊び場 旅(421)

​ 2007年の大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」でジェットコースターが脱線し、20人が死傷した事故以来、遊園地の乗りもので特にコースター類の安全性が問題となっている。     ​​ 2021年10月22日、大阪・此花区と港区であわせて3200戸の停電が発生し、テーマパーク、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパンも停電となり、ジェットコースターが客を乗せたままコース上最も高い位置で停止した。 乗客は全員、地上に避難し、けがをした人はいなかったが、関西電力の停電より、コースターが最も高い位置で停止した恐怖が中心に報じられた。 事故後、コースター台車の探傷検査がされるようになったが、始業終業点検も含めて営業中は実施できない手法であり、意味がわからない対策。  富士急ハイランドの「ド・ドドンパ」は骨折事故が連続して発生していたが、関連が把握できなかったのか、有効な事故防止対策がとられず類似事故が連続した。     ​​​山梨発 問われる安全対策​絶叫売りの富士急ハイランド 「ド・ドドンパ」事故2021/9/11 産経新聞  …  (略)  …報告基準誤認 しかし今回、最初の事故から公表まで8カ月も経過したことは同社の失態。31日の記者会見で岩田大昌(だいすけ)社長は「県へは、機器の故障などによる事故を報告すればいいと誤認していた。点検で機器の故障はなかったため、報告していなかった」と説明した。 報告基準についての県からの通達は、安全担当責任者1人に「電子メールで指示され、そこでとどまっていた」とし、安全情報の社内共有という観点でも問題を残した。 同社は9月3日に大学教授らによる第三者委員会を設置した。遊園地の利用者すべてに対し、安心・安全を提供できているかを総点検し、同社全体の管理体制の大幅刷新につなげる狙いだ。  来年には第5のコースターを登場させる計画の中で生じた人身事故と報告遅れ。それぞれの調査の行方が注目される。     ​​【ド・ドドンパ事故をめぐる経緯】令和2年 12月 最初の事故発生、頸椎などの圧迫骨折 令和3年 5~8月 2~4件目の事故発生 8月12日 富士急ハイランドがド・ドドンパを運休し、安全総点検を開始 17日 同社が山梨県に事故を報告 20日 県と同社が4件の事故発生を発表 21日 国の事故調査部会と県が立ち入り調査を開始 21日 同社がお客様相談窓口を開設 31日 同社の岩田大昌社長らが初めて記者会見 9月3日 外部の有識者による第三者委員会が発足     ​​【ド・ドドンパ】 平成13年開業のコースター「ドドンパ」の加速性能を向上させてリニューアルし、29年に誕生。 機械的に加速させ、スタートから1.56秒後には時速180キロに達する。この時の加速度は3.75Gで、空母から発艦する戦闘機と同等とされる。 「FUJIYAMA」「ええじゃないか」「高飛車」とともに富士急ハイランドの4大コースターに位置付けられる。  ―  引用終り  ―     ​​​

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