2022/01/30(日)16:00
タイヤ・ホイールの大径化と将来
レーシングタイヤを中心に、限られたスペースの中でグリップを向上させるため、タイヤの低扁平化と剛性の向上がすすめられた。同一の外周サイズを保てば、ホイールは大径化する。 扁平率の高いタイヤはファッション性が高く評価され、カスタム化やドレスアップの分野でホイールのインチアップがすすめられた。
より高い走行性能の追求とファッション性の高さで、各自動車メーカーは扁平率の高いタイヤを採用し、ホイールを大径化していった。
フィット4は扁平率55%の「エコタイヤ」を採用している。
より扁平なタイヤの方が転がり抵抗が減るという話は聞いたことがないので、ファッション性の要求で作り出されたのだろうか?
なぜクルマのホイールは大径化していくのか
インチアップのメリットとホイールのミライ2022年1月18日 ITmedia ビジネスオンライン SUVのブームが続いている。SUVの特徴は、高めの車高と大径タイヤで、オフロードの走破性が高い印象を与えるスタイリングだ。実際の走破性はともかく、これまでにはない都会的かつワイルドなムードが新鮮で、魅力的なのだ。デメリットは車高が高いことと、大柄なため燃費が若干低下することだが、スタイリングが放つ魅力には敵わないようだ。 SUVだけでなく、Lサイズの高級セダンやミドルクラスセダン、コンパクトカーや軽自動車までほぼ全てのクルマのホイールが、モデルチェンジごとに大きくなっている。タイヤ外径も大きくなっているが、それ以上にホイール径が拡大しているのだ。 振り返ればこれまでの30年間、全体的にクルマのホイール径はサイズアップされる傾向にあった。そのきっかけとなったのは、低扁平(へんぺい)率なタイヤの登場だ。日本では1980年代後半からタイヤの幅に対して高さ(タイヤの厚み)が60%となるいわゆる60扁平のスポーツラジアルが登場し、そこからタイヤは低扁平への進化が続いている。タイヤの厚みが減れば、同じ外形ならばホイールは大径化する。これが、ホイール大径化の理由の1つだ。
… (略) …
タイヤホイールの大径化はボディの大型化も影響しているが、理由はそれだけではない。ボディサイズに制限があり大型化していない軽自動車でも、ホイールの大径化は進んでいる。高速走行時の安定性を向上させたり、ブレーキ性能を高めたりするためにも大径化は貢献しているからだ。
… (略) …
電動化による重量増大を抑える手段として樹脂製大径ホイールが実用化される可能性も高い。
インホイールモーターやエアレスタイヤなどと組み合わせられるなど、ホイールの役割はこれから変わっていくことになりそうだ。
― 引用終り ―
樹脂製大径ホイールは、適切な剛性と耐久性の確保、コスト、リサイクル性の担保が主な課題だろう。
インホイールモーターは、ばね下重量の削減が最大の課題。
空気入りタイヤ+スチールホイールは、達成しているレベルが高いので、エアレスタイヤは、あらゆる方面の進化が必要。