テーマ:仏教(61)
カテゴリ:訃報、消息
仏教の教えを分かりやすく説いた著作、講演で知られる宗教評論家ひろさちやさんが4月7日、肝臓がんのため東京都内の自宅で死去したことが12日分かった。享年85歳。 仏教の教え分かりやすく説く 2022/04/12 47NEWS 仏教の教えを分かりやすく説いた著作で知られる宗教評論家ひろさちや(本名増原良彦=ますはら・よしひこ)さんが7日、肝臓がんのため東京都の自宅で死去した。85歳。大阪市出身。葬儀は故人の遺志で行わない。 東京大大学院でインド哲学を学んだ。仏教思想に軸足を置きながら、人生をより楽に生きるこつを読者に説いた「『狂い』のすすめ」がベストセラーとなった。「仏教に学ぶ老い方・死に方」「捨てちゃえ、捨てちゃえ」「釈迦物語」など多くの著作で仏教を易しい言葉で伝えた。 ― 引用終り― ペンネーム「ひろさちや」の由来は、ギリシア語で愛するを意味するPhilo(フィロ)と、サンスクリット語で真理を意味するsatya(サティヤ)の造語。 浄土宗のひろさちや氏が葬儀を行わない理由の一端が下記の記事にある。 南無阿弥陀仏。 宗教評論家・ひろさちや 終活 2015/02/03 AERA.dot 著書『終活なんておやめなさい』が話題になっている宗教評論家のひろさちやさん。ひろさんは終活だけでなく、戒名や墓石も必要ないという。作家の林真理子さんがその真意に迫る。 * * * 林:本のなかで「戒名もいらない」と書かれてますね。 ひろ:何のために必要かなんですよ。 江戸幕府がキリシタンを弾圧して「全員仏教徒になれ」と言って檀家制度を作ったんですが、そのときお坊さんに、「葬式をやれ」と命じたんです。それまで葬式は家長の仕事で、お坊さんはお坊さんの葬式しかやったことがないから困ってしまった。それで在家の人間を出家させて、お坊さんと同じような葬式をすることにして戒名が必要になったんです。 見え見えの付け焼き刃なんですよ。 林:いまは自分で戒名をつけちゃおうという動きもありますね。 ひろ 俗名のままでいいんですよ。死んでから誰も知らない名前で呼ばれる必要ないでしょう。 林:でも、うちの母は「うちの一族はみんな十一文字だったから、私も十一文字にしてほしい」と言ってるんです。もう100歳近いんですけど。年寄りの見えなんでしょうか。 ひろ:そうなんでしょうね。坊主の金儲けのためにみんな犠牲になってるんですよ。 林:「お墓もお墓参りもいらない」ともありますが。 ひろ:墓石って、埋めたら二度と出てこないように重い石を置いたのが起源なんです。 立派な墓石にするのは、「おまえ、絶対に出てくるなよ」と言ってるのと同じなんですね。 そもそも、お墓の下に故人がいるわけありませんから。「私のお墓の前で泣かないでください そこに私はいません」という歌(「千の風になって」)がありましたが、そのとおりですよ。私自身は、死んだ瞬間にお浄土に行くと信じてますから。 林:どうして信じられるんですか? ひろ:仏教の勉強をしてるうちに、自然と信じられるようになったんです。
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宗教評論家のひろさちやさん、
そうでしたか、江戸幕府がキリスト弾圧の為に全員仏教徒にした時に付け焼き刃的に檀家制度と戒名制度をつくったわけですね。 墓石も二度と出てこないようにとの重石代わりだったとは。 戒名はどうやってつけるのかと思ったら戒名辞典という虎の巻が業界専門書があってそこから抜粋して◯拾万円の戒名代を請求できると知って驚いた。 (2022年04月27日 18時06分31秒) |
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