テーマ:ポーランド情報(20)
カテゴリ:ロシア、ソ連
ポーランド、チェコ、スロバキアは、ソ連・共産党、ロシアが大嫌いだ。
幾度も国土を蹂躙され、ソ連時代は、民主化を阻止された。 ●プラハの春 プラハの春は、1968年に「人間の顔をした社会主義」の名の下ですすめられた、チェコスロバキアの民主化運動。 ソビエト連邦軍主導のワルシャワ条約機構軍による軍事介入により、チェコスロバキア全土を占領下に置き、推進役であるドゥプチェク第一書記を拘束し、民主化は阻まれた(チェコ事件)。 かつて、ポーランドでは憎きロシアに日露戦争で勝った国として日本の評判がよかった。 国民・国家的脅威であるロシアによる侵略を妨げるべく、東欧諸国はロシアに対し、様々の外交・国防政策を講じている。 ロシアに敵対することもあれば、すり寄ることもある。 EU加盟国であるポーランドは、NATOの正式メンバーであり、旧ソ連圏からEUに加入した国の中で最大の国だ。 ポーランド財務省によると、EUから受け取った援助金の額も1000億ユーロ(約13兆円)と、加盟国で最大となっている。 多くのポーランド国民は、外国が内政に影響を及ぼすことへの不安・不満があり、ベラルーシ経由の難民の増加などもあり、右傾化している、NATOに対して否定的意見が増えているとされた。 2021年10月、ポーランドのモラウィエツキ首相は、「ポーランドがEUを離脱することはない」と宣言し、野党を批判した。 ロシアのウクライナ侵略により、ポーランドの世論の気運が大きく変わった。 戦勝記念日に献花の墓地で ポーランド 2022年5月10日 NHK ロシア各地で第2次世界大戦の戦勝記念日に合わせて記念式典が行われた9日、ウクライナの隣国ポーランドでは旧ソビエト兵の墓地を訪れた現地のロシア大使が、ウクライナへの軍事侵攻に抗議する人たちから赤い液体をかけられる事態がありました。 液体をかけられたのは、ポーランドに駐在するロシアのセルゲイ・アンドレーエフ大使で、第2次世界大戦で従軍した旧ソビエト兵の墓に献花するため首都ワルシャワの墓地を訪れたところ、待ち構えていた人たちから顔などに赤い液体を投げつけられました。 現場の映像には、大勢の人がウクライナ国旗を掲げたり、「独裁者」や「殺人者」などと叫んだりして、ロシア大使を取り囲む様子が映っています。 ― 引用終り ― ポーランド国民は、ポーランドの緊急かつ重大な脅威を「ロシア」と認識した。 「脅威の源」の恐れ =ロシア大統領報道官 2022年5月7日 ロイター ロシア大統領府のペスコフ報道官は6日、ポーランドの言動が敵対的になっているとし、同国が「脅威の源」になる可能性があると述べた。 欧州連合(EU)加盟国であるポーランドはEUに対ロシア制裁の強化を求める動きを主導しているほか、北大西洋条約機構(NATO)に対しウクライナに兵器を提供するよう呼びかけている。 ポーランド安全保障局のスタニスワフ・ザリン報道官は電子メールで、ロシアはポーランドがウクライナの領土保全に対する脅威になると示唆するなど、数日前からポーランドに関する偽情報を組織的に拡散していると指摘。「ロシアはポーランドとウクライナの間に不信感を作り出そうとしており、ポーランドが東欧で紛争を引き起こす危険な国であるというイメージを植え付けようとしている」とした。 ― 引用終り ― 2022年3月、Mig-29をポーランドが28機、スロバキアが12機、ブルガリアが16機+Su-25 14機の計70機をウクライナに提供することが報じられた。 2022年5月10日、ポーランドは、ロシアの軍事侵攻によるウクライナのエネルギー不足解消に向け、石油製品の供給を拡大する方法を模索していると報じられた。
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最終更新日
2022年05月13日 16時00分07秒
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