テーマ:自動車・交通(1603)
カテゴリ:EV 電気自動車
水平対向 ガソリン・エンジンへの執着心が強く見受けられたスバルが、EV専用工場の建設計画を発表した。 いまだ日本では懐疑的な声が多いが、好むと好まざるとにかかわらず、世界の自動車市場は、いったんEV化にすすむ。 もちろん日本の電力事情など関係ない。 世界の自動車市場において、日本市場の占める割合は今後もどんどん小さくなることが予測されているので、自動車産業は生き残りをかけて、世界市場で勝負する。 【スバル】が初のEV新工場建設へ 2022年6月7日 財界オンライン 日系自動車メーカーの中で最も販売台数が少ないSUBARU(スバル)が他社に先んじて電気自動車(EV)の専用工場を建設すると表明した。同社は5年でEV関連の設備投資に約2500億円を投じ、27年以降の稼働を目指す。 スバルは他社に比べてガソリン車の比率が高く、電動車へのシフトは遅れていた。同社のクルマは”走り”にこだわるものが多く、EVではその乗り心地が実現できないとも言われていたからだ。また、EVの到来に関しても1年ほど前までは「黎明期を経て移行していく」(幹部)という見方を示していた。 ところが環境は一変知した。スバルの世界販売台数の約7割を占める主力の米国市場で、EV化が急速に進む見通しとなったからだ。社長の中村知美氏は「2~3年前まで米国のリテーラー(小売店)と話していても、EVに関する質問はなかった。それが1年前から半年くらいで急速に増えてきた」と語る。 スバルは群馬県の大泉工場を新工場の立地として想定。まずは既存工場でEV生産に向けた工場の改修を開始し、25年を目途にガソリン車とEVの混流ラインを立ち上げ、EVの生産に乗り出す。同社の国内の完成車工場は同県太田市に2カ所あるが、工場新設は1969年に稼働開始した群馬製作所内の矢島工場以来、約60年ぶりとなる。 スバルは5月からトヨタ自動車と車台を共同開発した初のEV「ソルテラ」の受注を開始。以前から北米などで試乗会を重ね、その手応えを感じていた。そんな中でEV新工場の建設へと踏み切った。加えて、スバルはソルテラの生産をトヨタの元町工場に委託しており、自社でEVを生産していないという課題もあったことも挙げられる。 ― 引用終り ― 米国販売比率が高いスバルは、宗旨替えせざるを得なかった。 自動車産業は海外市場への依存度が高く、必然的にグローバルな流れにのる。 国土交通省、経済産業省、警察庁など自動車にかかわる役所は多いが、日本だけの規制を維持・強化すると、自動車産業は日本を相手にしなくなる可能性が高い。 いまでも新車発表が海外のモーターショーで行われ、海外専用モデルも多くなる一方だ。 ホンダの一番生産台数が多い二輪車の工場はインドネシアにある。 4輪はオハイオをはじめ北米での生産が主で、中国での生産能力も着々と拡大している。
官公庁はこのような事実を見て見ぬふりをして、国内向けの様々な規制を続け、ガラパゴス化をすすめている。 トヨタ、スバルも米国向けの自動車会社になりつつある。 日産は欧州と途上国に向いている。
最終更新日
2022年06月14日 06時00分11秒
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