社会主義インターナショナル
共産党というと、紋切り型、閉鎖的というようなマイナスのイメージがつきまとう。 下記の記事を見て、中国共産党も社会主義者のあつまりであり、共産主義の実現を目指している集団なのだなと、改めて思った。 2017.10.27(第338号)1. 私が中国共産党をどう思うか(論長論短 No.306)私が中国共産党をどう思うか宋 文洲この質問は日本の方々によくされます。私の答えはいつも同じです。「どうも思わないのです。」誤魔化しているわけではありません。共産党大会の開幕にも閉幕にも興味がありません。政府系のマスコミは共産党大会のあれこれを報道していますが、それは政府系だからです。庶民がほしいニュースはWeChatなどのSNSにあります。 日本のマスコミや欧米のマスコミも熱心に報道するので共産党大会に興味がなくてもいろいろな情報が目に入ってしまいます。その中で一つ二つ私が興味を持った情報を紹介したいと思います。私が一番印象に残ったのは大会に参加している友人から送られてきた習近平の報告書の日本語バージョンです。たぶん「お前は日本語が読めるから見てよ」という意味でしょうが、私はむしろ、「えっ、日本語の他には何語があるのか」を知りたくなりました。調べたところ、日本語の他にアラビア語、ブルガリア語、英語、フランス語、ドイツ語、ラオス語、ロシア語、スペイン語の合計9か国語のバージョンが用意されていました。しかも、それぞれの言語バージョンの担当者の名前とプロフィールとコメントも公開されています。皆はその言語を話す国の方々です。 …(略)…私は共産党大会がいつからこうして世界の主要言語で大会報告書を発行するようになったかは知りませんが、多言語への対応、外国メディアへの対応及び傍聴席の開放を見てその開放性と透明性にショックを受けました。 …(略)… インターナショナルは、プロレタリア国際主義に基づく労働者・労働運動・社会主義運動の国際諸組織の通称。 インターともいい、歴史上数々のインターが存在した。 ソ連もインターも、自らの主張、大会等の経緯を各国語に翻訳した。 インターナショナル、グローバルとはこのような営為をいうべき。 アメリカ流、英米語の使用は、グローバルでもインターナショナルでもない。 世界中で富の偏在が激化し、民族主義が多数の難民を生む現在、まさしくこの歌が唱えられなければならないと思う。 インターナショナル(歌詞) 作曲:ピエール・ドジェーテル 作詞:ウジェーヌ・ポティエ 日本語訳詞:佐々木孝丸,、佐野碩 起て(たて)飢えたる者よ 今ぞ日は近し 醒めよ我が同胞(はらから) 暁(あかつき)は来ぬ 暴虐の鎖 断つ日 旗は血に燃えて 海を隔てつ我等 腕(かいな)結びゆく いざ闘わん いざ 奮い立て いざ あぁ インターナショナル 我等がもの いざ闘わん いざ 奮い立て いざ あぁ インターナショナル 我等がもの 聞け我等が雄たけび 天地轟きて 屍(かばね)越ゆる我が旗 行く手を守る 圧制の壁破りて 固き我が腕(かいな) 今ぞ高く掲げん 我が勝利の旗 いざ闘わん いざ 奮い立て いざ あぁ インターナショナル 我等がもの いざ闘わん いざ 奮い立て いざ あぁ インターナショナル 我等がもの