朱雀というお菓子。
先日、長野県北部の小布施というところに出掛けました。小布施といえば、栗。上流に銅などの鉱山を抱える松川の影響で、土壌が弱酸性であることが、栗に適しており、江戸初期から将軍家に献上する栗の産地だったそうです。 桜井甘精堂や竹風堂など大小8社の栗菓子屋が軒を連ねていますが、私が訪れたのは、江戸末期の豪商、高井鴻山(こうざん)の末裔、市村家が経営する小布施堂。 ここに期間限定、栗の時期にしかいただけない朱雀というお菓子があります。お砂糖を使っていない、まるで素麺のように細い糸状になった栗が、ふわーっと栗のペーストの上にかけられたお菓子。 予約もできないし、持ち帰りもできない。その日にいい栗があれば、いただけるという朱雀を求めて行って来ました。そしていただいてきました♪ 写真だと、あんまり美味しそうに見えないかな?栗の味そのままの、素敵なお菓子でした。ただ、ちょっと大きすぎて、全部食べられない! お値段そのままでもいいので、半分くらいのサイズにしていただけると、栗の有効利用になるかと思いますです。