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カテゴリ:外来診療一般
さて今日からは、緑内障治療の第二選択剤(セカンドライン)である、ベータ遮断薬の世界を見ていきましょう。
初回となる今回はチモプトール(一般名 チモロールマレイン酸塩)点眼液です。ベータ遮断薬の中ではシェアトップの歴史的な名薬ですね。現在では製剤的な工夫で一日一回点眼で済むように改良したチモプトールXE点眼液の方がメジャーな存在となっています。 尚、下記のリズモンTG点眼液も成分は全く同じです。 このチモプトール点眼液はその効き目の強さは折り紙付きですし、副作用に関してもそのすべてが既に出尽くしている状態で、我々眼科専門医にとっては「知り尽くした、とても使いやすいお薬」です。 欠点としては、点眼時にしみる、長期使用で角膜(黒目)障害が出やすい、同じく長期使用で効き目が悪くなる、などがありますが、まあ、総合的に見て緑内障点眼薬の中でいい薬であることに間違いはないですね。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.23 16:26:35
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