020082 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

土星LIBRARY

土星LIBRARY

オメガの記憶 4話

あらすじは前の話をごらん下さい。

【チャインの物語 番外編 オメガの記憶】

第4話 悲しい悲劇・闇の殺人

オメガの弟子・デルタは強敵・ケルベロスの急所に剣で攻撃をした。

だが、ケルベロスは倒れているが、生きている。

「オメガさん!」

デルタは気絶したオメガの近くまでくる。オメガはもう意識はちゃんとあるらしい。

「デルタ・・・ケルベロスはどうした?」

「はい、僕がケルベロスの急所に攻撃しました。これでしばらくは動けないかと」

デルタはケルベロスを見る。ケルベロスは倒れているがこっちを見てきた。

「おいオメガ」

ケルベロスは倒れながらもオメガに言う。

「俺はまだ負けたわけじゃない・・今回はお前の弟子に油断しただけだ・・・次回は必ず勝つ」

そう言うと、立ち上がりバズーカを持ち、この町を去っていく。町は崩壊している。

「あのヤロ!僕の町をこんなにしたのに逃げる気か・・・・・・・・・・・許さない!」

デルタは自分の町を破壊されたのがくやしく、ダッシュでケルベロスに近づこうとする。

しかしこれをオメガは立ち上がり、ダッシュするデルタを止めた。

「デルタやめるんじゃ!アイツと今戦っても勝てる相手じゃない!」

デルタはオメガにこう言われても止まらない。歯を食いしばり、オメガに止められようとも必死でケルベロスを追いかける。

「オメガさん!僕はこの町を破壊されたんですよ、自分の故郷をこわされたんですよ!・・・・・・・・・・・・ああああああああ」

燃えてどんどんなくなっていく家を見てデルタの目から涙がほとばしる。

これをオメガは止めることができなくなった。いや止められなかったのだ。

デルタはこれから1時間は泣いたであろう。もうこの町にチャオの姿はなく焼け野原なのだから・・・・・・・・・・。

泣くのをやめてからオメガとデルタはケルベロスを倒すため、ケルベロスの基地に行くことにした。

それは次の日の朝の事である。

「デルタ・さっそくだがケルベロスの基地へ行くのじゃ。準備をできたか?」

オメガは自分のカバンに多くものを入れ、槍を持っている状態である。

「そうですね・・・・・・・・・・そろそろいきますか」

デルタは剣しかもってなかったが、心の準備はできたようだ。

二人はデルタの故郷をでる。最後にデルタは町に頭を下げ旅にたつ。

これから行く場所まではけっこうながいが1本道だ。近くに町や海などはない。だから簡単にいけると思うのだが・・・・・・・・。


======1本道======


「オメガさん。ケルベロスの基地はどんな感じですか?」

「ケルベロスの基地は5階まであるビルのような感じじゃ。まあ10年くらい前の話じゃ。形はかわってるかもしれんな」

二人は1本道をあるいて2,3時間はたっていた。もう歩きつかれていて、フラフラだ。

前を見ると1匹のチャオが10Mくらい先にいるのがわかった。すぐさまそのチャオに近づく。

「お前はだれだ!ケルベロスの手下か?」

デルタはケロベロスの手下かもしれんと、相手をにらんでしまう。

「いかにも。私の名は暗殺者・ヘル。オメガ・デルタの抹殺をケルベロスにたのまれた。しかしケルベロスの仲間ではない」

ヘルというチャオは背中に大きなカマをかかえ、黒いマスクをつけ、強盗って感じだ。

デルタは剣を取り出す。

「ヘルというのか!ケルベロスの頼まれごとでも僕たちの敵には間違いない!」

デルタのポヨがまた大きく光り、剣も光る。

二人は目で火花がちっているような感じだとオメガは思った。

「お前はデルタかオメガのどっちかみたいだな。いいだろう、暗殺者ヘル・倒してみせよう」

続く!




© Rakuten Group, Inc.