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尼僧の窓辺から

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2009.04.04
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小さなスーパーがある通りのことでした。
「どちらからですか?~そんなに遠くから、ようこそいらっしゃいました。ご縁を頂きます。」
小走りにやって来た女性がそんな風に言いながら、手を合わせました。
爽やかな言葉を頂いて、春風が通り過ぎた心地です。

そんな町で路地を曲がったところにお寺の門がありました。その奧には小さなお堂が見え、まるで寄り添うように老樹が 立ち満開の桜を捧げております。はっと一瞬目を奪われましたが、反対側を歩いていたので、そのまま托鉢を続けました。
しばらくしてその門を通り過ぎようとした時です。桜の前に立って構えている男性の後ろ姿に気がつきました。職業柄なのかきちんと正装しています。と思うと、笛の音が奏でられ始めました。 その全ての光景がまるで物語のように美しく、思わず涙が出そうになりました。
経緯はわかりませんが、花も音も仏様に捧げられる様に見えました。たった一人、静かに。


満開の桜を何度となく目にしましたが、ここまで接近して、味わえたでしょうか。
美しいものに静かな力を頂いて歩き出した春の午後です。





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Last updated  2009.04.08 21:09:29
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