194671 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

尼僧の窓辺から

尼僧の窓辺から

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

jiko1232

jiko1232

Archives

2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03

Freepage List

Recent Posts

Comments

ほんま@ Re:雪(02/14) 坐禅。二日。すごいです。 小原さんのFB…
honma@ Re元気だよ。 みくさん最高ですね、いい写真です。 新年…
やまがらさん@ そくきまりました 縁があったんですね即面接 即採用仕事は…
E.Honma@ Re:初冬に(11/24) 自分の頭では想像できない、聞かないと知…
まゆみ@ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
2013.10.18
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

   さて、次は山田宗樹『百年法』を読んでいます。

     もちろん小説ですが、この地上で不老不死が選択によって可能になる、というとんでもない設定です。しかし途中から法律によって、百年後に安楽死を迎えなければならない、というもの。

     まだ上巻の途中ですが、さすが作家だなあと、文章にまとめるのが上手と思う箇所がいくつかありました。

 

   その中で、登場人物の友人が戦場で 真の英雄に出会ったというシーンが出てきます。それを回顧して友人に話して聴かせます。

  真の英雄ーー彼の下で戦う兵士たちの目は、恐ろしいほど澄んでいた。そして死を恐れなかった。略

  「彼だけにあって、ほかの人間にないもの、それは、圧倒的な自己肯定だ」

「自己肯定?」

「自分のやることは正しいという絶対的な自信」

「 それは、独善ではないのか」

「独善に陥るのは、自分の正しさに中途半端な自信しか持てないからだ。自分の誤りを恐れるあまり、周囲の声に耳を塞ぎ、狭い視野でしか物事を判断しなくなる」

「その男は違うと」

   続く…

 

   天上天下唯我独尊と通じるかもしれません。独善でもなく独尊でもない、だけど己の尊さを信じ、他の尊さも徹底して信じているもの 。でも言葉にすると時に傲慢に聞こえたり、凄い自信と呆れられるとか。

   でも私が里に出会って、和尚様に出会って感じたのはこれと同じことです。私にとって里が絶対なものになったのは、独善だったでしょうか?いえ、お寺を訪れた人は皆さん、感激して帰られました。素直になればいいのかもしれません。紙一重で。

 

    全く違う本を読んでいても発見がたくさんあって、面白いですね。 

     






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.10.18 19:48:52
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.