創業21年超!<兵法/英語二刀一流>Kenの英語簡単講座!!

★言葉の意味を決めるモノ!!

★さて、今回は、特別編をお送りします。
 今、話題になっている英語表現は、"show the flag" ですね。

★数日前の国会でも、菅直人氏と小泉首相がこの"show the flag"の
 意味を議論しておりましたね。
 "show the flag"とは、 実に色々な意味合いがあります。
 「会合にちょっと顔を出す」・「自分の立場を表明する」「旗を振る」
 「国の力を示す」、「軍事的な存在感を示す」 などなどです。

★私の持っている「ロングマン英英辞典」では、「軍事的な存在感を示す」と
 あります。でも、「軍事的に存在感を示す」と言う意味と
 「自分の立場を表明する」とでは、日本語としては、意味が違いますね。

★ show the flag に関して、小泉首相は、答弁で、
 「要するに、「日本の協力を示して欲しい」との意味に解釈している」と
 言っておられました。

★show the flag の the flagは、「日の丸」の事ですね。
 日本人が(日本人に向かって) the flag と言えば、日の丸と言う事で
す。
 これは、前にしました the と a の講義でもお判りになるでしょう。
 要するに、「「日の丸」を見せて欲しい」と言う事です。

★実際、米国側が、どの様な発言の流れの中で show the flag と言ったのか

 それが判らないと、show the flagの正確な意味は特定できませんね。
 私は少なくともそう思っております。
 (ただし、この意味は、私なりに判っております。が、
  ここでは言わないようにしましょう)

★さて、ここで、注目すべきは、言葉の意味は、(言葉が発せられる状況、
 会話者の立場、その他の状況)で決まると言う事です。
 show the flag だけをとると、色々と意味がありますので、
 その意味を限定するには、状況が必要になります。

★ですから、ひょっとしたら、「自衛隊を動員して欲しい」と言う意味かもし
れません。
 また、「単に協力して欲しい」と言う意味かもしれません。
 
 show the flag のみで考えてみると、
 米国側が、わざと曖昧な言い方にしている印象も感じられます。

★言葉の意味は、その発話状況と表裏一体です。
 例えば、 Finally I got him. とは、状況によれば、

*やっと、連絡がとれた。
*やっと、捕まえた
*やっと、逮捕した
*やっと、彼の言っていることが判った。
*やっと、入社してくれた
*ついに、彼を殺した
*やっと、彼と電話が通じた。
*やっと、彼と(性的に)した
*ようやく、彼をだました などなど最低で10通りは、意味があります。

★この広い意味を決定するのが状況です。
 ですから、我々が英語を練習する時、特に
 読んだり、聞いたりするとき、状況に応じて
 意味を把握し、また、逆に、「この状況では~言う」というのを
 はあくせねばなりません。
 そうするには、英語を、普段着の日本語で訳したり、
 方言で訳したりする事も1つの練習方法です。

そういう練習をしていくと、例えば:
China and Japan have many things in common.
For example, we both use kanji. を見たとき、
これは中学の1年生教科書からとりましたが、
この文章から:
共通点がある=have things in common
共通点がない=have nothing in common
相思相愛=They both like each other.
犬猿の仲=They both dislike each other.
肝胆相照らす仲=They both are honest and frankly with each other.
とすぐにひらめくことが出来ます。

★これは、中学校の英語の教科書(1年生)の内容から
 楽に応用できることです。学校の授業で、ここまで突っ込んですれば、
 発信英語には苦労はしません。
 学校・塾の英語の授業では、「状況を踏まえて意味をとる」事が
 無視されておりますね。誠に残念です。

★別の例: 「ゆかり」という日本語も
 状況に応じて、色々と使う英語が違います。

① 宮本武蔵ゆかりの刀。
② 芭蕉ゆかりの池。
③ 漱石ゆかりの茶店 など
④ 松下会長ゆかりのバー

同じ「ゆかり」という言い方でも、
上の4文章は、言い方が違いますね。
お判りでしょうか?
連休の間、考えてみて下さい。

ご質問は何なりとされて下さい。

末次通訳事務所
代表 末次賢治 拝




Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.