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2006/03/06(月)04:31

○武蔵著『兵道鏡』後書きについて

武道・宮本武蔵(58)

宮本武蔵の最初の著作(で、現在明らかになっているもの)は 『兵道鏡』です。 宮本武蔵は、養父・新免無二之助一真の十手術「当理流」を引き継ぎ、 これに工夫をして『円明流』を創始しました。 『円明流』は後の兵法・二天一流の基盤になります。 『円明流』は名古屋を中心に広まりました。 (*実は、名古屋では笠寺観音に武蔵道場があったとの事で、   かってこの笠寺観音の裏手に以前私は部屋を借りておりました) 尚、「円明」は、武蔵の実際の生誕地、兵庫県の米田村、つまり高砂の地に 所縁のある言葉です。 慶長10年(1605年)12月に、武蔵は当時の高弟・落合忠右衛門に 『兵道鏡』を相伝しております。 慶長10年といえば、前年の慶長9年に、京都の吉岡と試合を 重ねておりますので、その翌年に伝書を製作した事になります。 『兵道鏡』は28ヶ条から構成されております。 その<後書き>は以下の通りです:原文は漢文ですが、読み下しです: 「右、六七々八の条々(注:28ヶ条)、  慶長十年初冬の頃、  忽然として細やかに的伝(てきでん)の秘術を積み、  明鏡の書を作り、『兵道鏡』と名付け、  ことごとく妙術を伝うる弟子(ていし)、  印免の者にこれを授け、  今古無双(こんこぶそう)の兵法、  後々末々まで絶えずベからざる為に、  先跡無類(せんせきむるい)の秘事等を  書き付け置かしむるなり。  たとえ、予(注:武蔵の事)が直筆の免状の手形を  有すといえども、この秘巻無き者は、  必ず、状(じょう)用ゆるべからず。  この条々を学ばずば、 如何でか勝負を決せんや。  親子兄弟たりともこれを授けずという、  その覚悟によりて、誠に他事をなげうって、  執心神妙の旨、  この一巻、相渡すものなり。秘すべし、秘すべし。                   円明流天下一                     宮本武蔵守 藤原義経  落合忠右衛門慰殿         参  慶長十年極月吉日良辰」       ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ken

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