ありがたきかな定年

2010/04/21(水)10:14

地球へ帰還・・・?

言わせてもらうぜ(269)

山崎さんが“地球に”戻ってきた。 何年前だったろうか・・・ スペースシャトルの打ち上げを見に行ったことがある。 ケネディー大統領の「我々は月に行く」という演説を聴きながら、 フロリダの宇宙センターを見学したことを思い出す。 スペースシャトルの打ち上げがあと3回と知ると、感慨深いものがある。 ところで・・・・ 『<山崎宇宙飛行士>ISSとお別れ シャトル、地球帰還へ』 などと、ニュースにあるが、“地球”に“帰還”するほど、シャトルは、 遠い所にいたのだろうか? 地球の周囲を4万キロとすると、    40000÷3.14≒12700(この算式は学習したばかり!) 地球の直径は、1万2700キロメートルだ。 で、シャトルやISSの地表からの高度は、340キロほど。 地球の直径の3%程も離れていない。 直径1メートルの地球儀に例えると、その表面3センチほどのところを、 芥子粒が回っていたのだ。 それで、“地球へ帰還”と言っていいのだろうか? こういう表現が小学生などの理解に障害をあたえるものと思う。 ボウフラ程度の動き・・・と言ったら関係者に失礼だが、 もはや、“地球に戻る”技術より、距離感を報道すべき時だと考える。

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