2010/04/21(水)10:14
地球へ帰還・・・?
山崎さんが“地球に”戻ってきた。
何年前だったろうか・・・
スペースシャトルの打ち上げを見に行ったことがある。
ケネディー大統領の「我々は月に行く」という演説を聴きながら、
フロリダの宇宙センターを見学したことを思い出す。
スペースシャトルの打ち上げがあと3回と知ると、感慨深いものがある。
ところで・・・・
『<山崎宇宙飛行士>ISSとお別れ シャトル、地球帰還へ』
などと、ニュースにあるが、“地球”に“帰還”するほど、シャトルは、
遠い所にいたのだろうか?
地球の周囲を4万キロとすると、
40000÷3.14≒12700(この算式は学習したばかり!)
地球の直径は、1万2700キロメートルだ。
で、シャトルやISSの地表からの高度は、340キロほど。
地球の直径の3%程も離れていない。
直径1メートルの地球儀に例えると、その表面3センチほどのところを、
芥子粒が回っていたのだ。
それで、“地球へ帰還”と言っていいのだろうか?
こういう表現が小学生などの理解に障害をあたえるものと思う。
ボウフラ程度の動き・・・と言ったら関係者に失礼だが、
もはや、“地球に戻る”技術より、距離感を報道すべき時だと考える。