2019/07/19(金)17:57
芦ノ湖には、風神(風の神様)がいた!
箱根登山電車に乗り、最初のスイッチバックに入ろうとする頃、車内アナウンスがあった。
「強風のため、芦ノ湖の遊覧船は運休しています」と言う。
そして、強羅で、ケーブルカーを待っている時にも、新たなアナウンスがあった。
「これ以上風が強くなった場合には、ロープウエーは運休します」と言う。
芦ノ湖の船が止まっても、湖畔まで行けば、バスでも徒歩でも何とかなるが、
ロープウエイが止まったら、ケーブルカーで逆戻りしなければならなくなる。
いや、それどころか、ロープウエイの乗り継ぎ地点「大涌谷」で下車している途中で止まったら、
行くも戻るもできなくなる。
確かに、ロープウエイのゴンドラは揺れた。
水平に二本のロープで吊されているゴンドラだが、経験したことがないほど揺れた。
間もなく運転中止と思われた。
なので、大涌谷を諦めて、一気に芦ノ湖の「桃源台」まで行って、遅い昼食にした。
桃源台のレストランからは、風で波立つ芦ノ湖が見える。
山で囲まれた湖が、こんなに波立つものか、と思えるほどだ。
すると、そこに、風神(風の神様)が降りてきた。
自然を甘く見たらイカンよ・・・
そう言いながら、湖面に小さな竜巻を作った。