2022/12/01(木)02:00
「視察」と「見学」はどう使い分けるのか?
昨日の日本語よりは簡単だと思うが、
やはり、日本語は難しいと思う。
画像は、数週間前の読売新聞の記事。
天皇皇后が、スーパーコンピュータ富岳を視察したとあるが、
この見出しを見て、「視察」って何だ、と思った。
平たく言えば、視察は、上から目線の雰囲気がある。
立場が上というか、業界で上の知識を持つ人が現場を見て回る事を、
「視察」と言うのだと思う。
決して天皇皇后の立場が上でないとか、知識がない
と言うつもりははないが、
少なくとも富岳を設置している人よりは専門家ではない。
なので、この場合は、「見学」が適切な表現だと思う。
「見学」と言うと、小中学校の授業のようだが、
現地で知識を得ることを「見学」と言うのだと思う。
同じ事を伝える別のニュースでは「見学」とあった。
政治家は「視察」を好んで使うが、
業界の素人が何を視察するのかと思う。
災害現場を視察する、と言うが、
現地で何も学ばない政治家にとっては、「視察」なのだろう。