宇品島はバチカン市国と同じ面積、と言われても
土地や施設の広さを表すのに、「東京ドーム○個分」と言われることがある。こう言われると、何となく広さの比較はできるが、実際に東京ドームがどれほどの広さなのかを知らない。「東京ドーム○個分」というのは、グラウンドの広さだけではなく、観客スタンドの下も含めて、すなわち、ドームの屋根の下の面積、ということだろうから、いやいや・・・壁面がスカートのように広がっているから、屋根の下ということはない。・・・こうなると、広さの目安が分からなくなってくる。だからなのか、今回のG7が開かれた広島の宇品(うじな)島の面積を、「バチカン市国とほぼ同じ」と報道した新聞があった。東京ドームを見たことがない人には、その広さの見当が付かないように、バチカン市国を訪れたことのない者には、さっぱり分からない広さだ。ネットを検索すると、宇品島は、約0.47k㎡ バチカン市国は、約0.44k㎡東京ドームは、46,755㎡(約14,168坪)とある。宇品島は東京ドーム10個分、としても良かったように思う。記者がアンチ巨人だったのか・・・しかし、こうして数値で表しても、凡人には、その広さの見当は付かない。試しに、形を正方形にしてみるとバチカン市国は、1辺が663m東京ドームは、1辺が216mとなり、何となく広さが見えてくる。