月影先生
10時から芦花公園に(遅刻したけど)。世田谷文学館で開催中の美内すずえと『ガラスの仮面』展のためです。「ガラスの仮面」は兎に角、物凄い漫画です。私と「ガラスの仮面」との出会いは、中学生の頃。近所に住むお姉さん(多分当時22歳くらい)が15巻ほどくれたのがはじまりです。くれた理由は、「まだまだ終わりそうに無いので、大人だしもう漫画は買えない」でした。貰った当初は、「うわぁスゴイ古臭い絵だ!くどそう。」と思い一ヶ月ほど部屋の片隅に放置。しかし、とある日することも無く暇だったのでふと手にとって読み出すと…引き込まれる!あっという間に15巻読破。(というか、深夜まで読んでいた)次の日には、続きを買いに古本屋へ。とまぁ、そんな感じではまったわけです。ただ、途中から、全然単行本が発売されず話が進まない。高校の時41巻を買ってそれからあまりのブランクに遠ざかってました。そんな『ガラスの仮面』の展示を何故今の時期に!と不思議に思う一方、行かずにはおれまい。で、展示は予想以上に面白かったです。驚いたのは、作中出てくる色々なお芝居の原作自体が著者本人というのが圧倒的に多かったと言う事です。つまり、『ガラスの仮面』のストーリーを考えるとともに作中の舞台のストーリーも考えていたということ!一気に二つの話を作るなんて!しかも、舞台設定の話も面白いし。あと、手塚治虫氏に弟子入りしていたということ!10時から人がいっぱい。女性ばかりかと思いきや、男の人も多く彼女に仕方がなく連れてこられた風かと思いきや積極的に写メを取りまくっていました。私も、友人に「にやけてるよ」と言われながら堪能。展示と共に、劇団つきかげによる作中劇も観賞。こちらは…微妙な感じではありましたが、唯一「月影先生」が面白くて救われました。『ガラスの仮面』好きな人はオススメですよ。っていうか、展示も良いですが、早く続きが読みたい!!!