|
テーマ:芝生(2893)
カテゴリ:芝生
先月(5月)実施した芝生管理項目のまとめです.
雑草抜き----------------------随時 芝刈り(バリカンによる際刈りのみ)---1回 芝刈り(全面:芝刈り機使用)--------1回(15mm高) オルトラン粒剤散布--------------上旬に1回 サプロール乳剤散布------------- 1回(さび病発生箇所へ) 完熟堆肥散布------------------ 1回(鹿沼有機:0.2L/m2) オルトラン粒剤 サプロール乳剤 ほとんど何もしなかった先月に比べると作業量は増えていますが,まだ芝の成長量が少なく,芝刈り回数が少ないのでラクチンでした. 一番辛かったのは,『本日実施予定の目土入れ』に使う土(真砂土)を購入した時だったりして.w 土嚢に詰め放題で280円(だったかな?)なのですが(ホームセンター オージョイフル),欲張って土嚢がパンパンになるまで詰めた為に持ち上げるのが一苦労. おかげで翌日から筋肉痛になりました~. おまけに車中で土嚢が倒れてトランクが砂だらけに…. 念の為に新聞紙を敷いていたので最小限の被害で抑えられたのですが,手を抜かずに大きなビニール袋(70L)に土嚢ごと入れてしまえば良かったと後悔しましたよ~. 来年は今回の失敗を生かせるよう,車には常に大きなサイズのビニール袋を積んでおこうと思います.w それでは,実施した作業の簡単な説明を. 先ず芝刈りですが,普段の刈高は市販のリール式芝刈り機の上限である25mm設定で実施しており,年度初回時のみ15mm設定にしています. なるべく刈高を高くしているのは,その方が芝の管理が楽だからです. それに刈高が高い方が踏圧に強いと言うメリットもあります. にも関わらず初回芝刈り時の刈高を低くしたのは,『縦方向の成長を抑えて横方向への成長を促したい』&『この時期に出る穂を刈り取ってしまいたい』という2つの理由があったからです. 芝に穂が出来ると種が出来る訳で(日本芝は米と同じイネ科植物),そうなると他の草花同様,エネルギーが成長よりも種を作る事に回されてしまいますからねぇ~. まぁなるべく刈高を低く抑えた方が見た目は綺麗で目が詰まった芝生になりますが,私はそこまでの芝生を求めておりません. 次はオルトラン粒剤の散布. これは言わずもがな,芝生の大敵であるシバツトガ,スジキリヨトウ等を防除する為の作業です. またオルトラン粒剤の『作物名:芝』に対する『適用害虫名』に『コガネムシの幼虫』の名前はありませんが,オルトラン粒剤を散布後に散水すると,翌日には数匹のコガネムシの幼虫の死体が芝表面に転がっていますので,地表面近くに居る幼虫には効果があるのでしょう. ただしオルトランは地際の土壌やサッチなどに強力に吸着してしまうタイプの薬剤だった思いますので(違ったかな?),土壌中の生息深度が深いシバオサゾウムシやコガネムシの老齢幼虫にはあまり効果が無いようです. そんな時は深いところまで届くネオニコチノイド系殺虫剤が効果的なのですが…. そのあたりの詳細は以前書いておりますので,興味がある方はそちらを御覧ください. 続いてサプロール乳剤の散布. これは上記に書いているように『さび病』対策です. 毎年2回前後発生しているのですが,症状が出るのは決まって壁際部分. これってやっぱり日当たりや風通しが関係しているのですかね? とりあえずスポット的に発生するだけで広範囲に広がる事は無いのですが(症状が出ている葉を個々に見てもそれほど酷くない),ちゃんと複数の薬剤をローテーション散布して完全に菌を駆逐しておいた方が良いかなぁ~. とりあえず今年は手持ちのサプロール乳剤,サンヨール乳剤を交互に散布しておいて,それでも来年発生するようなら今冬に(スナップエンドウのうどん粉病対策として)購入予定のラリー水和剤を散布してみようかな? サンヨール乳剤 500mL ラリー水和剤 100g 最後に完熟堆肥散布の効果についてですが…………書くのが面倒臭いので,arakenさんの『芝生の減農薬省力管理 芝生の管理人』というHPの『芝生の土壌改良剤』の項目を御覧ください. さて肝心の芝ですが,一ヶ月前と比べてかなり緑の割合が増えました. しかし,激しい踏圧を受けるスナップエンドウのプランター周辺(2枚目の写真の左手前)は相変わらず芝の生長が思わしくありません. 今月中旬にはスナップエンドウを処分する予定ですので,それ以降にある程度復活してくれると良いのですけど…. とりあえず今月から芝の生長は本格化しますので,一ヵ月後にどれくらいの仕上がり具合になっているか非常に楽しみです. ------ 2008年4月の芝生管理まとめへ 2008年6月の芝生管理まとめへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[芝生] カテゴリの最新記事
|