てきとう園芸日記

2010/07/22(木)08:29

エビネの植え替え&株分け&バルブ吹かし

エビネ(36)

約15日前に『遅くても来週末(2010/5/22 or 2010/5/23)にはステムを株から引っこ抜き,株分け等の作業を実施したいと考えています』と書いていたエビネですが,22日(土)はドタバタしていて時間が取れず,23日(日)は終日雨が降り続き,結局植え替えは実施できませんでした. 小雨程度なら作業を決行しようと思っていたのですが,残念ながら土砂降りでしたからネェ~. しかしステムを引き抜くのが遅れると問題が発生しますので(処理のタイミングが遅れると抜けにくくなり新芽を傷める原因になる),とりあえず22日にステムだけは抜いておきました. 昨年まではステムを捻るようにして引っ張れば株元からすんなり抜けていたのですが,今年は既に引っこ抜くタイミングが遅かったようで,かなり力をこめないと抜けなかったです. また例年は抜いたステムに対して水揚げ(水切り法)を行い,切花延命剤(花王PAT)を使って一輪挿しにしていたのですが,今年は既に下部の花から順に枯れ始めていたので(除去済み),そのまま廃棄いたしました.                     切り花をいつまでも美しく保つ延命剤・活力剤花王 切花用活性化剤PAT(R) 400ml まぁ~時期が時期だけに仕方ないでしょう(例年はもっと早い時期に切花にしている). そんなわけで(?),昨日(2010/5/29)朝の時点で株はこんな状態に~. また雨だったらどうしようかと心配していましたが,幸いにも天候に恵まれましたので(気温も高すぎず快適!),早速株を掘り上げです. なるべくエビネの根を傷めない様に慎重に土を掘り返そうと,土の上のマルチング資材(バークファイバー)やコニファー(直ぐ横にあるグリンコーン)の枯葉を除去してみると….                 そのきやまるちんぐ(バークファイバー)40リットル入リ コニファーの根が張り巡っているしぃ~! 3年前のエビネ植え付け時の様子から予想できた事とは言え,これではエビネの根を傷めず掘り上げるのは至難の技ではないかと一瞬ブルーになりました. だって間違いなくコニファーの根とエビネの根が絡みあっていると思われたからです. そこでコニファーの根はザックザクに切り刻んでいく事に決定! 一般的にコニファーの根を傷めるのは御法度ですが,グリーンコ-ンは超強健種なので(移植可能&掘り上げた後に定植せずに放置していても勝手に活着しちゃうくらい根の活動が盛んらしい),多少無茶をしても問題ないと判断したのです. 実際,3年前にエビネを定植した際はかなりの根を切断しましたが,全く障害は発生しなかったですからネェ~. そんなこんなでエビネの根の保全を最優先に作業を進めた結果,こんな状態で掘り上げる事ができました. しかしこの塊に含まれる根は大部分がコニファーのもの(少なくとも写真で見えているのは全てグリンコーンの根). そこでガシガシ根と土を引っぺがしていくと…. こんなに小さくなっちゃいました.w エビネの根も数本千切っちゃいましたが,今後の事を考えて最も大切な『新芽下部の新根』(↓写真中央の白くて短い物)は無事でしたし,初めての経験にしてはマズマズ上手くいったと思います. ただし誤ってバルブを想定していない部分で折っちゃいましたけど…(↓). ただこれ,一番目&二番目に古いバルブで,他の充実したバルブに比べて一回り小さな物です(特に一番古いバルブ). 以前書いた『地中の様子(予想図↓)』にも一番目に古いバルブは記していません(二番目に古い1のバルブよりも右に存在:以降0のバルブと表記) というのもサイズが小さ過ぎ,株を増やす際に機能しないと考えて頭数に加えていなかったのです(1のバルブにくっつけたまま処理しようと考えていました). とりあえず今回掘り出したエビネの地下の様子は上記予想図(2010年春)の一番上の状態でしたので,予定通り下の様にバルブを分けるつもりだったのですが,ここでもまた想定外の事が…. 4’と5’のバルブの連結部がほとんど千切れかかっていたのです. そこで仕方なく以下の図の様に分ける事にぃ~! そして『新芽(開花)+バックバルブ×2(5&4)』は元の場所に植え戻しました. 植えつける際,土壌に完熟堆肥をすきこみ,緩効性肥料(マグァンプK-中粒-)を地表へ一つまみばら撒き,最後にバークファイバーでマルチングを行っております.                           マグァンプK             そのきやまるちんぐ(バークファイバー)40リットル入リ また『新芽(葉芽のみ)+バックバルブ×1(5’)』は日向ボラ土がメインの鉢植え用土(最初に株を戴いた際に植えつけられていたもの)に植え付け,表面を湿らせたミズゴケで覆いました. 最後に『バックバルブのみ』の物(2&3&4’ と1&0 の2つ)はバルブ上部が地上に出るようにして湿らせたミズゴケに植えつけました(イモ吹き or イモ吹かし or バルブ吹かし:バルブをミズゴケ下部を包んだと言った方が正確かも). ちょっと深く植え込みすぎたかなぁ~という気もしますが…. さて,直ぐに定植した株は直ぐに成長を再開すると思うのですが,鉢上げした苗は生長を止めちゃったりしませんかネェ~. 人様 に差し上げる事になっているだけに,とっても心配です. またバルブ吹かしも果たして成功してくれるものなのかどうか…. 一体バックバルブを使った増殖法ってどれくらいの成功率なのでしょうか? ------ エビネ のその後の様子はこちら

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