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カテゴリ:会社設立【必読!】
まあ大体の会社設立本には、「設立したらまず届出しましょう!」みたいな記載がありまして、そのなかに税務署への届出が懇切丁寧に載っております。
そのなかに「青色申告の承認申請書」というのがあります。コレ結構大事!(^^ゞ 青色申告には色々特典がありますが、そのなかで一番重要なのが赤字(欠損金)の繰越。つまりある年に赤字になると、翌年以降(7年間)で利益がでると相殺できるのです。たとえば・・・ ×1年 ▲300万円 ×2年 100万円 ×3年 200万円 利益(▲は赤字)がこんな感じで発生したとします。青色申告でない場合(白色申告)は、赤字の繰越ができませんから、×1年の赤字▲300万円は切り捨て。×2年×3年の黒字に対して税金の支払いが発生します(T_T)青色申告にしておけば、相殺できるので、×1年×2年×3年に税金はかかりません。 ・・・とまあ、便利な青色申告なのですが、届出期間は3ヶ月。いそがしくてこの届出をわすれてしまうと、その年度は相殺がうけられなくなります。設立初年度は、たいてい赤字の会社が多いので切り捨てになると、かなり損してしまいますね。 そこで秘策、「繰延資産」という資産に発生した経費を振り替えます。たとえば創立費(会社の設立に要した費用)、開業費(開業に要した費用)などです。これらの「繰延資産」は資産に該当しますので、費用をへらせます。また、税務上任意に償却できることになっているので非常に使い勝手がいいのです。(会社法上はまた違いますけど(^^ゞ) たとえば、さきの例で300万円が「繰延資産」とすると、経費を「繰延資産」にふりかえると・・・ ×1年 0円 で、×2年×3年にそれぞれ100万円200万円と任意に償却すると、 ×2年 0円 ×3年 0円 と、ほとんど青色申告の赤字繰越とおなじ効果がえられます!(^^) 青色申告の届出をわすれて、ガックリしてるひとは頑張って検討してみてください! (^^)bではでは お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月25日 22時41分15秒
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