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カテゴリ:事務所日記
(^_^)/ども!早起きのニワです
(^^)今日のお題は、マニアックなネタでイスラム送金「ハワラ」と呼ばれるしくみです。 ↑ マレーシアのクアラルンプール駅です(^^ゞ(本文とは直接関係ありません) イスラム圏の人は出稼ぎが多く、たとえばパキスタンの労働者がクウェートで働いていたりすることがあります。 では彼らがクウェートからパキスタンにいる家族に送金するとき、ご丁寧に外為取扱銀行にいってるのでしょうか?実は違います。 町中に送金屋さんがあって、そこにいったんお金を預けるのです。 おなじイスラム圏内のパキスタンにも送金屋さんがあります。そこへ「●●さんから、●●さんの家族に●●円払ってやってくれ」と、さきほどの送金屋さんから連絡がきます。 家族はお金を受け取って、送金終了(^^) でもチョットへんですよね?このままでは、クウェートの送金屋さんは貰い得で、パキスタンの送金屋さんはお金とられて損ですよね? そこで反対取引が必要になります。逆の取引をぶつけるのです。たとえば、クウェートの会社がパキスタンに石油を輸出したとき、パキスタンの通貨を送金屋にもちこんで、かわりにクウェートの送金屋で現地通貨を引き出します。それぞれの送金屋は、収支が相殺されてチャラになります。これがハワラの仕組みです。 ハワラと似たような仕組みは、華僑送金などにもあります(^^ゞ 国際的ネットワークのある組織では、よく行われているようです ただ一歩間違えば、マネーロンダリングにも利用されかねない手法です。 なんせ送金したという記録は、いっさい残りませんから。 9・11資金を送金したのがハワラと言われています。 したがって、このような相殺取引を禁止している国は多いです。 日本でハワラをやると、無認可預金に該当し銀行法違反になります。 ただし金銭ではなく、売掛金や買掛金を相殺することは日本でも問題ありません。 たとえば、ある国に売り・買い両方多額の取引がある会社の場合、 現地商社を設立して取引を集約させて相殺すれば、 決済する外貨が少なくなります。ハワラの応用ですね(^^ゞ じっさい銀行の為替手数料って高額ですから。かなり節約になります(^^ゞ (^_^)/では! ←ぽちっとお願いします<(_ _)> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月30日 22時12分42秒
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