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テーマ:マンション大規模修繕(32)
カテゴリ:マンション管理組合
![]() では「資金」とは何でしょう? ![]() 残念ながらマンション管理組合には、いまのところ具体的な会計基準がございません。したがいまして、企業会計のように損益会計のような考えで処理している組合さんもいれば(大体、管理会社に委託している場合はこちらのほうが多いようです)、旧公益法人会計のように収支計算中心でおこなっております組合さんもいらっしゃいます。 資金は任意に定義できます。 たとえば「資金=現預金」とした場合、借入金の借入・返済なども収支計算書に登場してきます。一方「資金=すべてのB/S科目」とした場合(損益会計に近い考え方ですね)、借入・返済などは収支計算にあがってきません。 このように資金を独自に定義すると、正味財産(企業会計でいう純資産)と資金はズレます。したがいまして、収支計算書・財産目録(ないし貸借対照表)・資金内訳表と3点セットでマンション管理組合の会計は作るべきなんじゃないかな?と個人的におもう次第であります。 ![]() では何を会計上の資金としたらいいのでしょうか? (このへんは価値観もからむので強制はできないです。以下、わたしの個人的な考えです。)資金を現預金に限定するのは、あきらかに狭すぎるとおもいます。管理費の未収・経費の未払などが把握できないからです。かといって営利企業のように損益会計までするのはやりすぎだとおもいます。 したがいまして、マンション管理費に関連する各科目(未収入金・前受金・仮受金等)と経費に関連する科目(前払金・未払金等)を資金にしておくべきなんじゃないかな?とおもいます。 適正化法もできたので、マンション管理組合会計はある程度政府がイニシアチブとって開示義務や会計基準を明確にすべきだと私は考えるのですが、余りそういう方向にいってないようなので哀しいかぎりです。 ![]() ![]() ![]() 新規会社設立|税務会計顧問業務|相続税(申告・対策)| 社会福祉法人会計(新会計基準対応)|マンション管理組合| 医療法人会計|学校法人会計|宗教法人会計|NPO法人会計 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月26日 21時56分39秒
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