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カテゴリ:事務所日記
![]() さてワタクシども会計士はCPEといって継続研修を仕事柄受ける必要があります。 これが結構大変なんですけどね。 ![]() そのなかに「職業倫理」というマイナーな分野が必修科目となっています。 まあ特殊分野だけあって、本もセミナーも少ないのですが、木曜に無料のセミナーがありましたので日比谷に受けにいってきました。 講師は新日本監査法人の大久保和孝センセ。このセンセ長野県の教育委の改革などやっておられて、非常に精力的に各分野の改革にとりくまれておられます。 内容は職業倫理そのものより、周辺知識がメインの内容でしたが非常に興味深いものでした。たぶん経営者のみなさまのお役にもたつとおもいますので、そのさわり当たり触れさせていただきたいとおもいます。 ![]() まあセミナーの内容自体は、職業倫理に関してなのですが、そもそも職業倫理が必要なのはなぜか?という問いかけから始まります。 会計士業界(べつに医療業界や法律業界、公務員、教育業界なんでもいいんですけど)にながいこと所属していると、特殊な閉鎖社会になってだんだん社会の感覚と乖離してくる。ついには、ちょいとした不祥事など起こりますと保身・いいわけのオンパレードになり 「おまえらオカシイじゃねぇか!!」 ![]() なぜ乖離してくるかというと、制度発足当初の精神(コンセプトと表現されてました)が忘れられ、徐々に制度だけが一人歩きして組織の思考が硬直化・保守化して社会性がなくなってくるからとのこと。一例として某県で実際おこった教師生徒の性犯罪事件と、それに対する教育委員会の不手際きわまりない対応について触れられておられました。 というわけで組織は放置すれば腐っていきます。原点たるコンセプトにたちかえって組織を刷新していきましょう。コンセプトが構成員で共有できれば、全員が職業意識をもって問題に個々にたちむかえる。社会と組織、そして組織と個人という対立的関係をメンタル土壌通じて調和させていうことは可能である、というキレイな締めになってました。 個人的には大久保センセの考えに大いに共感できまして、ご本人の書籍など読んでみたかったのですが、出版物はいまのところないとのこと。実におしい! ![]() ではでは お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年10月12日 16時50分33秒
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