●外国子会社連結の処理
こんかいは海外の日本企業現地法人におじゃまさせていただいたのですが、その時ご質問があったのが「子会社の換算ってどうやるの?」というご質問。いまの会計基準では、資産も負債も時価評価が原則となっています。ただし例外があります。資本です。これは取得時のレートで評価します。(なぜなら、連結で消去すべき子会社株式が取得時レートで評価されているので、それと一致させるためです。)こんな海外子会社の期末バランスシートがあったとします -------------------------- 資産 10 |負債 4 |資本 6ここで、期末のレートが10・子会社の取得時レートが5とすると、換算しますと -------------------------- 資産 100 |負債 40 |資本 30あれあれ?・・バランスシートがバランスしなくなっちゃいましたねそこでこの資本勘定の評価差額30については、「為替換算調整勘定」という科目で処理してあわせます。若干ムリヤリのような気もしないではないですが、こうしないと、整合性がとれないのです。性質としては、日本からみた子会社の含み損益みたいなものです。以上ひさびさに仕事ネタでしたでは!←ぽちっとお願いします新規会社設立|税務会計顧問業務|相続税(申告・対策)|社会福祉法人会計(新会計基準対応)|マンション管理組合|学校法人会計|宗教法人会計|NPO法人会計連結決算書の作成実務第2版