こんにちは、西沢です。
寒さが逆流してきてる、って感じですね。
手が例年になく乾燥してます。
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ニュースであれこれと言われているので今更詳細はここで書く必要は
ないと思うけど、前向きに新しいものを作ってきた人がこういう形に
なるのは残念ではある。
しかし刑事犯の容疑があるのなら、取調べは致し方ないだろうし、
法に沿った処罰や手続きがあるのは当然のことだ。
とにかく何がイヤかと言って、このニュースに対するマスコミと、
一部の人たちの姿勢である。
こうやって捜査の手が伸びた、ということで手のひらを返したように
バッシングするマスコミ。「やっぱりああいう人は」と分かったような
ことを言う人間。いずれも、非常に醜い。
彼は、若くして目に見えることをやった。そして、年齢に関わらずはっきり
ものを言うというイメージがある。
バッシングも、少し前までの過度な賞賛、注目も、結局のところは
彼の豊かさと態度に対するルサンチマン=妬みに過ぎないのではないだろうか。
「俺は上司に頭を下げてるのに、えらそうなこと言いやがって。
でも、あんなに大きいマンションに住んで本当はうらやましい」
「ワシが一生働いてきた以上の金をあれくらいの年で持ちやがって生意気だ」
という具合の。
もちろん、妬みというのは誰にでもある感情だし、それが前向きに
転化するのなら問題ない。けれど、単なる妬みの感情がさも「正義」で
あるかのような顔をするときほど、非生産的で醜いものはない。それは、
単なる足の引っ張りあいであり、嫉妬を発する側の程度をより下げて
いくことに過ぎないからだ。
「金の亡者」「マネーゲーム」という言葉も非難の中に良く見られる。
今回あらためて今までの流れを見ていたが、別に「金そのもの」が
欲しいから彼は一連の行動を引き起こしたのではないと思う。もう一生を
通じて豊かに暮らせるだけのキャッシュくらい十分持っていたはずだし、
金だけが目的ならどこかのファンドにでも預けて隠遁すればいいからだ。
また、ある人間の金銭欲について、他の人間が安易に裁けるものだろうか。
分かった顔をして「あいつは金の亡者」と安易に評価するひとの方が
余程信用できない。
「マネーゲーム」についてもそう。投資や金融というのは、現代の社会の
血液であり、お金が回ることによって生産財も売れて、それが始めて
事業として成り立つのである。そういう意味で、金融行為だけが歪んだ
感情で一方的に非難されるのはおかしい。知的労働を非難するのが好きな
社会主義思想っぽい的言い回しで言うならば、金融も生産も労働としての
価値は同質であるはず。それを、金融行為だけを揶揄して感情的に
非難するのは一種の「逆差別」だろう。
法の裁きという次元とは別に、いろんなうわさ話や報道がしばらく続くだろう。
嫉妬が正義や裁きの神の仮面をかぶって、いろんな感情がミソもクソも一緒に
なったような。
あくまで事実を事実として見つつ、自分のすべき事をしていくように
気をつけたいものだ。
★私自身、成長期の起業には仕方ないのかもと思いつつも、
彼の社会性を無視した姿勢はあまり好きじゃないところはあった。
★実際に自分の考えで行動している人ほど、今回のことには冷静だ。
私もこれ以外に、今回のことに付いての意見は書いたり話したりは
しないでおこうと思う。
★こういった原因で、投資で損をして腹が立つのは当然だと思いますし、
株主代表訴訟などもありうるでしょう。投資家の気持ちについての
意見ではありませんので念のため。
by 西沢知樹
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