2008/06/25(水)01:41
『よるのびょういん』(1歳10ヶ月)
作:谷川俊太郎
写真:長野重一
これはただの絵本ではありません。
「写真絵本」です。
男の子がお腹が痛くなって救急車で病院に運ばれて手術を受ける様子が写真で描かれています。
実はこの絵本、小さい頃持っていました。
「印象に残っているけれど、タイトルがわからない」絵本の1冊、だったのです。
つい最近、私の母にも「こんな絵本持ってたはずなんだけど覚えてる?」と聞いたのに「うーん。覚えてない。」とあっさり言われて探すのをあきらめていた絵本でした。
たぶん絵ではなく写真、という点でインパクトがあったのでしょう。
今回図書館で偶然見つけて、文が谷川俊太郎だったことに驚きました。
正直すごーくマイナーな絵本だと思っていたので。
そしてこの絵本の中で男の子が盲腸だとわかった時にお父さんが言うセリフ。
「だからぶどうのタネは出せと言ったんだ」(大体こんな感じ)
このくだり、強烈に覚えていました。
ウチの母はぶどうのタネを食べてしまう人なのですが、私はこれを読んでいた為子供の頃タネを食べないようにしていた記憶が。
写真がモノクロでしかも手術のシーンなどもあるので、子供にはちょっとコワイ印象を与えるかもしれません。
救急車が出てくるから、トモは食いつくかな?と思ったのですが、やはりあまり好きでないようで、ほとんど読まないまま返してしまいました。
私は久々に懐かしい絵本を読めて大満足でしたけどね(笑)