季刊「増田紀彦通信」

2004/10/13(水)22:59

うまい!「和琉」創作料理

長く沖縄に行っていました。 今回、けっこう堪能したのが、沖縄の食材を活用した創作料理。 いわゆる「和琉折衷」のおいしいものたちです。 たとえば、こんなもの。  ●ミーバイのバター焼き   名護市/「大国林道」にて ミーバイはハタのこと。沖縄近海の珊瑚礁などで普通に見かける魚です。普段は刺身や、マース煮(醤油を使わず、海水と同等の濃度の塩水で煮つける)で食べるのですが、いったんから揚げにして、あとからバターソースをかけた料理。香ばしくて最高。  ●グルクンの梅シソ天ぷら   那覇市/「藍(らん)」にて ご存じ、沖縄の県魚、グルクン。これはタカサゴのことですが、普通はから揚げにします。以前、石垣で、この魚の身をほぐしてイモなどと練り合わせた「ぐるくんまんじゅしう」を食べたことがありますが、白身を梅とシソで巻いて揚げる方法は初めて。いかにも和食。うまい。  ●スーチカのシーザーサラダ   那覇市/「藍(らん)」にて スーチカは豚の三枚肉の塩漬け。ベーコンのようなものです。そう考えれば、サラダにあうのは当たり前。 ほかにも、食べていませんが、いろいろとナイスな組み合わせの料理が日々生まれているようです。!「和琉」、なるほどです。年々、本土からの移住者や長期滞在観光客が増えていますし、本土の味をよく知る沖縄の若い人もふえています。この料理コンセプト、今後かなり有望だと思います。 もちろん、純粋な沖縄料理が存在してのうえでの価値ですが。

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