山本球の『球音日記』

今週の頭にはポカポカ陽気でもうすぐ春が来るのかな？と思っていたけれど、北海道雪国に逆戻りしてしまいました・・・。まぁ、冬将軍最期の抵抗ってところでしょうか？あと一踏ん張りで本当の春が訪れそう。
さぁ、あと一踏ん張りと言えばこのレビュー！やり始めた時はどうなることかと思ったけれど、結果的にはセンバツの一週間以上前に書き終わることができそう！
さぁ、早速始めましょうか！

まずは、鹿児島からやって来る新興勢力、神村学園をレビュー！

〈投手〉
投の大黒柱は野上投手。最速１４２キロの球威とスライダー、チェンジアップ、シュートという多彩な変化球を巧みに操る制球力が武器の好投手！彼の投球は安定感抜群で今大会出場校のエースではトップの防御率１．１０を記録した。
三振を多く奪うタイプの投手ではないが、失点が或る程度計算出来るこのエースの存在は新興勢力の神村学園にとって大きいはずだ！登板した試合はほぼ完投する脅威のスタミナも持ちあわせている。
これほど、エースが絶対的な力を持っているためか、二番手以降の投手が全く育っていない。
登板出来るのは、一塁手の作増選手と二塁手の馬沢選手の二名。しかし、彼らが甲子園で登板することはまず無いだろう。もし、野上投手が降板する時は神村学園は絶体絶命と考えていいだろう。
しかし、野上投手は簡単には崩れることはないはずだ！

〈野手〉
今大会屈指の長距離砲として注目が集まる、天王寺谷選手が打線の中核！
新チーム結成後、１３本の本塁打をかっ飛ばしている左のスラッガー。ちなみに、１３本は、今大会最多である。大会屈指の剛腕・山口俊投手（柳ヶ浦）からも本塁打を放っている。この様な、大砲タイプにありがちな“ホームランか三振か”という粗さもなく、確実性も高い！さらに、不本意に出塁を許すと今度は、積極的にスチールを仕掛けてくるという厄介な選手だ！その、名前とともに大会中は大注目されるに違いない。
その他、一番を打つ新二年生の橋野選手は俊足好打！三番を務めるスイッチヒッターの椎葉選手はチャンスをしっかりものにする勝負強い打者だ！
彼ら中軸以外の先発は、調子の良いものが起用される可能性が高くオーダー予想がかなり難しい。
それだけ、控えの選手もレベルが高いということを示していると思う。一冬超えて、レギュラーを奪う者も出てくるに違いない！
どのような、新ヒーローが出現するか楽しみだ！

〈オーダー〉
予想はかなり難しい。まぁ、背番号通りに・・・。

一番　センター　橋野選手
二番　サード　　寺田選手
三番　キャッチャー　椎葉選手
四番　ライト　　天王寺谷選手
五番　レフト　　鎌田選手
六番　ファースト　作増選手
七番　ピッチャー　野上投手
八番　ショート　　谷口選手
九番　セカンド　馬沢選手

昨年は、女子校から共学になった創部三年目の済美高校がセンバツ優勝！
神村学園とは共通点が多い！勢いに乗れば頂点も臨めるチームだろう！