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カテゴリ:年金
国民不在で選挙目当ての拙速な年金法案に対する秋田魁新報の社説を紹介します。
年金記録不備問題が表面化する中で、与党は2つの法案の衆院通過を強行突破した。受給者を救済するとして急きょ仕上げた年金時効撤廃特例法案と、社会保険庁を解体する社保庁改革関連法案である。 国民の財産である年金をずさんに扱っていたことが判明した以上、早急に調査するのが先決だ。社保庁が非公務員による「日本年金機構」へと組織が変わっても、この問題が解決するわけでもない。むしろ責任の所在がうやむやになりかねない。 第一、議員立法の特例法案は、国会に提出した翌日の衆院厚生労働委員会でわずか1日、5時間の審議で採決に踏み切るという強引さである。拙速以外の何物でもない。 重大問題が新たに浮上したからには、社保庁改革法案もいま一度リセットするのが筋というものではないか。 近年、これほどひどい話は聞いたことがない。委員会審議で明らかになった数々の事実は驚きの連続だ。 受給者の申し立てによって年金額が変更される支給漏れは、確認されただけで、この6年間で約22万件に上る。これだけでも大変なのに、誰のものか特定できずに宙に浮いている年金記録が約5000万件もあり、うち30万件は生年月日が不明という。支給漏れがさらに拡大するのは間違いない。 平成9年に基礎年金番号を導入した際の不手際という。それまで転職や結婚のたびに別の年金番号を付与していたことから、1人で複数の年金番号を持っていた。それを1つの番号にするため名寄せ(統合)したが、5000万件は統合されないままになっていたというのだ。 社保庁の事務処理の誤りのほか、本人や勤務先の記入ミスもあったとみられる。しかし昨年8月から今年4月までに寄せられた約220万件の相談のうち、約2万件は本人が保険料納付を主張しても同庁は「記録がない」として却下していた。多くは社保庁の不始末だろう。 一連の問題で判明したのは、社保庁の業務のいいかげんさと、加入者に対する高飛車な態度である。「記録がないから領収書を持って来い」とは何事か。 政府対応も腰が据わっていない。批判されればその都度修正する繰り返し。これをドタバタ劇と言わずして何と言おうか。 その結果として打ち出された新対応策も明確さに欠ける。政府は「5000万件の未処理データの処理を1年程度で完了する」と強調するが、それは社保庁が管理記録の照合作業を終える期限にすぎない。記録復元の長期化は必至だ。 年金受給権の有無を判断する第三者機関の在り方も不透明である。だからこそ、もっと落ち着いた審議が必要なのだ。 何より問題なのは、こうした動きが参院選対策に集約される点である。要するに安倍晋三首相がいくら「国民を救済する」と叫んでも、真に国民の側を向いているとはいえない。 そうした付け焼き刃的な対応を国民は見抜いている。老後に重大な影響を及ぼす問題である以上、党利党略を超えた対策を取らなければ、安倍政権は大きなしっぺ返しを食うだろう。 (2007/06/01 08:58 更新) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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本当にその通りです
暴動がおきてもおかしくない事態だと思います なぜこんなことになったのか 常識では考えられないことですから 説明する責務がりますよね (2007年06月02日 15時18分46秒)
今回の年金問題も社保庁のボンクラ役人どもがきちんと自分の仕事をこなしていれば起こらなかったはず
こんなことが民間で起こったら間違いなくその会社は社会的信用を失って潰れる ボンクラ役人どもから『親方日の丸根性』が抜けない限り、いつまで経ってもこのようなことは繰り返されるだろう(その言動や態度からまったく反省してないのは明らか) 今回の対応策も国民の為ではなく、参院選対策と安部政権救済策なのは火を見るよりも明らか トライ&エラーをせず、場当たり的対応のみしかできない現政権と自民党には早々に退場して頂きたいものです (2007年06月02日 22時10分40秒)
社保庁の問題は、今、始まったことではないのです。
国民年金が、市町村で、管理していた時代からです。 具体的には、年金担当者は、絶対に、名札を付けないということです。 社保庁側も、市町村から、問い合わせがあっても、絶対に教えないということ。 最初の時から、2元管理をさせていて、2重払いを、容認して、複雑にしようとした行政側が考えた、数十年後の、ドタバタと、年金不払いで、事なかれ主義にしようと考えた、人がいたということでは? (2007年06月02日 23時51分20秒)
らいばあさん、今日は。
無責任にも程があります。 オマケに、自公はその責任をかっての厚相に押し付けようとしています。 その論理たるや、言葉使いたるやまるで、小学生並です。 国会は小学校じゃあないぞ、国民は先生じゃないぞ、 そもそも、ろくに日本語もしゃべれない人間が首相をやるべきじゃあないですね。 もう一度、小学校から勉強をやり直すべきです。 (2007年06月03日 11時05分48秒)
あをなみさん、今日は。
政治がそもそも国民のほうを向いていません。 したがって、社保庁もそれに右に倣えしているだけです。 民営化したところでこの構図が変わるはずもありません。 政治家の金儲けのために、国政があるのではなく、国民のために国政があるのだということを、思い知らせてやらなければなりません。 (2007年06月03日 11時10分34秒)
釣りキチ万博さん、今日は。
国民が重大関心をもっている年金問題を、一日に満たない超短期間で強行採決する自公にはあきれ返るしかありません。 そもそも、国政は国民のために存在しているのです。 おっしゃるとおり、それを、自公の選挙目当てにだけ利用するとは、国民を馬鹿にしているにも程があります。 自公は、今回の年金騒動の責任を、かっての厚相に押し付けようとしていますが、その論理たるや、まるで小学生の駄々っ子なみです。 こんな愚か者の自公に、日本の大事な大事な国政をいつまでもまかせておいていい筈はありません。 そうそうに退場させてしかるべきです。 (2007年06月03日 11時40分56秒)
団塊少女さん、今日は。
社保庁の問題は確かに今に始まったことでは有りません。 それを、特定の個人の元厚相に押し付けて済ませようとすること自体、既に政治家として失格です。 そもそも、自公は前回の制度改革の際、百年は持つと豪語したではありませんか。 それが、僅か、数年でこの体たらくです。 彼ら政治家に国政を預かる資質も能力も無いことがはっきりした以上、安倍売国戦争首相ほか自公議員には、即刻退陣いただくのが、日本の日本国民のためです。 ましてや、己の延命の為にのみ、現職閣僚を「自殺」に追い込むような、不逞の輩には人間としての資格さえありません。 (2007年06月03日 11時51分26秒)
参議院選挙対策向けたのドタバタ法案ですね。おそらく参議院選挙が終わって、この問題の熱が冷めればまたヤミからヤミに葬り去ろうとしているのではないでしょうか?
(2007年06月03日 13時40分43秒)
じゅんぺい1960さん、今日は。
今回のドタバタ劇は、自公政権の無知無能ぶりをいかんなく曝け出しました。 おまけに、全く国民の側を向いていないという事実も。 こんな、金儲けだけが目的の政治屋による日本支配は終わらせましょう。 (2007年06月03日 14時24分37秒)
あきれてものが言えないとは,このことですね。
私は,厚生年金から始まり,国民年金,共済年金と変わりました。 ずぼらなんで,確認してないですが,ひょっとしたら他人事ではなくなる気がしています。 (2007年06月03日 17時42分32秒)
うめきんさん、
それは、危ないですね。 一度調べておかないと、記録がないと言われかねないです。 とにかく、徹頭徹尾、国民の立場に立とうとしない政治家・官僚・資本家には腹立たしい限りです。 とくに、国政を金儲けの道具としか考えていない政治屋は、今すぐ、人生という舞台から退場すべきです。 (2007年06月03日 18時06分19秒) |